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ライターになったら「てにをは辞典」の重要性に気づいた

「助詞、ちゃんと使えてる?」

以前から、いろいろなところで
「助詞の使い方、変じゃないか?」
という書き込みをよく見かける。
ネット上なら場所を問わず、世代や性別も関係ない。

始めのうちこそ、
「変換を間違えたとかかな?」
と思ってた。だけども、あんまり見かけるうちに段々と、
「あれ? もしかして、自分も間違えて使ってるかも?」
と不安になってきていた。

そんな自分の仕事はライター。
人のこと、笑えないぞ。

「てにをは辞典」とは何ぞや?

てにをは辞典は、「言葉の使い方」の辞典。
例えば「手紙」という単語を一つとっても、
「手紙をしたためる」
「手紙を出し忘れる」
「手紙の返事を書く」
「手紙を届けてもらえなかった」
「手紙を破り捨てた」
など、色んな使い方をする。

こういうのを網羅したのが「てにをは辞典」。

手元足下に正解はあり

実は自分、昔は作家になりたかった。
小説とか、よく書いてた。
その流れで、「てにをは辞典」を買ったんだけど、時が経つうちにすっかり埃をかぶってた。

ライターになってから実家に立ち寄って、思い出してすぐ、押し入れを漁った。

中を見て、思ったのは

「過去の私、よくやった!!」

はっきり言って、珍しいとか、洒脱な言い回しとかは載ってない。

例文は、よくある、聞き慣れた言い回しばかり。
だからこそ、いい!

普通のよくある言い回しだからこそ、誰もが理解できて、すんなり読める。

記事を書いているときに、私は時々、
「もうちょっと他の言い方出来ないかなぁ」
「同じ表現ばかりしてる気が…」
「助詞の使い方、これでよかったっけ?」
なんて、手が止まってしまう。

でも、もう迷わない。
てにをは辞典があればね。

「てにをは辞典」がなくちゃダメなの?

結論・「んなこたぁ、ない」

いいように言っておいてなんだけど、そこまで重要性は高くない。
だけど、文章を書くなら、

「あると便利」
「ちょっと安心」

なのがメリット。

買うなら類語辞典とか、国語辞典とか、そっちの方が必要性は高いかな。
でも、ネットで検索出来るしなぁ。

それでも「てにをは辞典」はいいぞ

どんなことでもネットで解決できるし、そこまで必要でもない「てにをは辞典」。
でも、やっぱり推したい!

パラパラめくって、流し読みするだけでも
「あ、この例文はいいな」
「単語を換えるだけで、印象が違うなぁ」
と、言葉の新しい発見がある。

表紙にはゾウのイラストがあしらわれていて、それがまたほのぼのとして、可愛いんだな。

文章を書く人におすすめしたい一冊です。

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