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うつ病のわたしタロットカウンセラーになる〜51個目:人と話すのが嫌だった件〜

姉Mが興味深い質問をくれていた。
それは「人と話すのが嫌だと言っていたのに、占いみたいな仕事をやりたいと思えるのはなぜ?」というもの。
わたしは長らく人と話すのが嫌いだった。

引きこもりニート時代もあったし、7年か8年ぐらいは人と積極的に接するのを避けてたし、なんなら小学生ぐらいから人と接するのは義務的な感じだった。

ちなみに今は、人と接するのがすっごい楽しい。
友達と接するのはもちろん、セッションで誰かと話ができるのもめっちゃ楽しい。
でも、ほんの半年ぐらい前までは人と接することをあまり好まなかった。
たった半年でこんなに変わったから、そりゃ姉だって「なんで?」ってなると思う。
無理もない。
なんでこうなったのだろう?

ただ、そもそも小さい頃からわたしは社交的ではあった。
人と話すのが嫌だった頃も社交的だったし、他人からの印象も悪くなかったと思う。
ブスッと不機嫌にしていたり、緊張して固まっていたわけではなく、明るく振る舞ってめっちゃ人に気を遣いすぎて疲れるから、人と話すのが嫌だったのだ。
わたしはものすごい「気遣いさん」だった。
気遣いさんすぎて母にガチで心配されていた。
人と話すのが嫌いだった理由はそれだけではないけど(他に、ものすごい良いカッコしいだったからというのもある)、ここでは気遣いさんだったという理由から考えてみる。

どうしてそうなったか遡ると、まあ普通に子供の頃に行き着く。
ここでは詳しくは書かないけど、別に珍しい話でもなく、家族や友人などとの関係性の中で「気遣いさんになったほうが生きやすい」と子供の頃のわたしが判断してそうなった。

でも、子供の頃に選んだ服を思春期を経て大人になっても着続けたら窮屈なように、「気遣いさんになったほうが生きやすい」という考えも、徐々に小さい頃ほど役に立たなくなり、むしろ邪魔で窮屈になってきていたんだと思う。


ちなみに、わたしの場合、自己否定からくる気遣いさんだった。
「わたしなんかが生きててごめんなさい」と思ってるから、周りの人に迷惑をかけないように、周りの人にいい気分になってもらえるように気を遣いまくっていたのだ。

引きこもりニートを40歳から始めたのだけど、その頃から自己否定や自己肯定感について考えるようになった。
「自分を認めていこう」、「自分の気分を大事にしていこう」と思うようになった。
そう思うようになると、それと同じ考えのインフルエンサーさん、友人、書籍、動画と出会うようになって、ちょっとずつだけど、自己否定が薄まってきた。

自己否定を薄める方法は世の中にいろいろあるけど、わたしの場合、思考の癖を改めたのが一番の要因だったと思う。
「わたしってダメなやつ」みたいな自己否定的な言葉を心の中で自分に無意識に言っているのを気づくことから始まる。
それは、気合とか情熱とかでなはく、技術的に淡々とこなすことだ。
だから、時間はかかるけど誰でもできるんじゃないかな。
気づいてからも大事で、そんな自分を肯定するのだ。
「また言っちゃった。わたしってダメなやつ」ってなったら意味がない。
「また言っちゃった。仕方ないよね癖だし。でも気がつくことができた」みたいに肯定する。
それができるようになると次に自分を肯定する言葉を心の中で癖になるまで言うようにする。
「わたしはよくやってる」「わたしは生きていてもいい」みたいな。
それを日々淡々とやっていくのだ。
気合いも情熱もいらない。
ただ、技術的に淡々とこなす。
大事なのは長続きをさせることだから、できるだけ淡々とやれる方がいい。
変化を大きくさせようとすると、必ず揺り返しが起こる。
だから小さな変化を少しずつ長ーーーーーーーーーく起こしていくのだ。

心の中で自分にかける言葉が肯定的になってくると、当然自己否定も薄まってくる。
そうすると自分の外の世界が変わってくる。
これは不思議なことなのだけど、こんな話は珍しくはない。
自分の心の中が良い方に変わると、周りの環境や人間関係が良好になっていくのだ。
そしてわたしの場合、自己肯定感も指数関数的に上がった。

「人と話すのが嫌」から「人と話すのが好き」への変化は、気遣いさんをやめようと決心した時と大きく関わってると思う。
自己肯定感が高まると、気遣いさんを一生懸命やる必要がなくなって、これからは人のためではなく、わたしのために時間もエネルギーも人生も使おう、って思ったのだ。
そう思った時っていうのが実はうつ病が再発した時っていうのは面白いと思う。
うつ病を再発させてしまって「今やっていることを続けるのは自分イジメになる」と思ってハッとしたのだ。

そこから大切なのは自分になった。
今もある程度は気遣いさんだと思うけど、以前みたいに必死にやってるわけじゃない。
友達と何時間と話しても寝込まないし(以前は寝込んでた)、友達と会った次の日も寝込まないし(以前は寝込んでた)、自分が自分のままでいられるようになって、人と接しても疲れないから、人と話すのが嫌じゃなくなったのだ。

今月は、タロットセッションの有料化を進めるためにホームページを作ったり、公式LINEの準備をしたりと作業が多くて、セッションがなかなかできず、人と話す機会も先月に比べてかなり減ってしまったので、なんかちょっとモヤモヤする。
実はこんなに人と接するのが好きだったんだなぁと最近気がついた。
作業も大事だけど、来週はもう少しセッションを増やしていこうかな。


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