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会議が楽しくなる⁉レゴ®シリアスプレイ®メソッド体験記

発展途上法人トムスの組織・人材開発支援ヒューマン・トランスフォーメーション(HX)チームです。「地方の”働く”にもっとわくわくを」をビジョンに日々働いています。さて、今回は会議が楽しくなる!?と噂の、レゴ®ブロックを活用したワークを体験してみましたのでレポートします。

レゴ®シリアスプレイ®メソッドとは?

詳細サイトでは下記説明文となっています。

ビジネス上の問題解決には、論理を尽くした議論を優先しがちです。各人の感性:「心」で考え直し、感性で捉えたことをまた論理で考えてみる、この相互作用が問題解決を効果的に促進します。

LEGO® SERIOUS PLAY®は、遊びと学びの融合の中に、問題解決のプロセスを巧みにおり交ぜた、「新しい学びの道具」といえます。大人でも子供でも、世代や上下関係を超えて、参加できるのが特徴です。

http://www.seriousplay.jp/seriousplay/

ブロックを中心として対話をすることで、上下の関係や、部署間の隔たりなど、そういった障壁抜きに意見交換ができるのかな~?という印象でした。

久しぶりのレゴ®ブロックに戸惑う大人たち

実際にやってみました

練習①レゴ®ブロックを触ってみよう

まずはレゴ®ブロックを使って、作る練習から。子供たちはこういうの大得意なんですよね!やすやすと作ってしまう。しかし大人になると、「え?何から始めたらいいの?」と考え始めることからスタートしてしまい、作ることが案外難しい!限られたブロックを使って「なるべく高いタワーを作る」というお題でしたが長―いブロックを縦に繋げる、という発想が私は出てきませんでした。

そうか、その手があったか!

練習②意味づけをする

作品例の中から1つ選んで、それをブロックで作ります。なんとな~く、で選択。そして「無理やり、意味づけ!」を実践。作品を目にしながら、「この部分は自分の中のこういう部分を表現していて。。。」と、言語化。普段一緒に働いているメンバー同士ですが改めて自己紹介を聞いていて、古風な考えを持っているんだな~とか、意外と家族想いなんだな~とか、知らなった一面を知る機会になりました。また、自分で言葉にしてみて、「あっ自分は今自分のことをこういう風に思っているんだ!」という、気づきもありました。自己紹介後、かんたんに感想を雑談している中でメンバーから「でも●●さんってこういうところもあるよね。」と自覚がない自分の印象についても、フィードバックをいただく機会になりました。

これは、ジョハリの窓でいうところの「開放の窓」の面積を広げていく作業です。自分は知っている&他人は気づいていない「秘密の窓」のエリアと、他人は知っているが自分は気づいていない「盲点の窓」のエリアを広げていく。これにより自分と他人の認識のズレを修正することができます。

もちろんメンバーの中には知り合いになってから歴が浅い人、長い人、部門が違う人もいました。そのメンバーの中での一致感や一体感を高めるには効果的でした。

©株式会社サンシャイン 適性検査「ポテクト」よりイラスト引用
https://potect-a.com/utilization/johari_window/

実践①「信頼」を題材に表現する

信頼って人それぞれ。「何」を信頼と呼ぶのか実は百人百通りの考え方があります。人と人のつながりや輪を「信頼」と感じていたり、立場の上下がない関係性を「信頼」と感じていたり、顔をあわせなくても順調に物事が進むことを「信頼」と感じていたり。仕事をする一歩手前の価値観について、お互いの認知が深まりました。これは、採用のシーンで活用できそうでした。また、これから新しいプロジェクトのキックオフミーティングでワークをすることで、メンバーへの理解が進んだり、個人のスタンスを掴むことができて、いいスタートが切れて結果、成果があがりそうだな~と感じました。

「信頼」を表現。さて、作者は何を信頼と感じているでしょうか。

実践②「仕事において大事にしている事」を表現する

さてワークも大詰めです。人の仕事って、分かっているようで分からないものです。役割分担をして動いているので、その人がどんな仕事をしているかは究極は本人にしか分かりません。日報があったとしても、それは綺麗にまとめられた文章でしかなく、泥臭い部分や表現しきれない出来事は日々たくさんあります。また、テレワークが進み、仕事についてお互い知る機会も減少。チャット上でのテキストコミュニケーションが主、会う機会は1カ月に1度だけ。というお仕事もあるでしょう。あとは、仕事において大事にしている事を、わざわざ話すのも照れくさい。となったら、ブロックを中心にして対話するしかないでしょう!

このワークでは、ブロックで表現した後に、隣の席の人がプレゼンをする、というスタイルでした。「え!?これなんなん!!?」と戸惑うメンバー。しかし柔軟性を発揮して、目の前にした作品にどんどん意味づけをしていきました。そのあと、本人解説も挟み、「他人から見た自分」と「自分の中の自分」を比較できました。自分ってこういう風に見られているんだな~という客観的な気づきを得ることができました。

具現化しテーブルの上に一様に並んだ、おのおのの「仕事において大事にしている事」のメタファー。動画の方が分かりやすいと思うので、ここらへんで動画リンクを置いておきます。


感想

メンバー同士の新しい気づきや相互理解が深まり、2時間のワークでチームの一体感が高まった感じがしました。なんかもう。。。「みんな好き!」
個人的なまとめとしては下記の図になります。

メタファーはきっかけ

その理由はワークを通して「関係性の質が変わったから」です。

最高のチームを作るにはどうしたらいいでしょうか?
まずは関係性の質から変えていきましょう」と私たちは伝えています。「あの仕事、どうしてうまくいっていない?」と、結果の質から責める・詰めるというシーンがビジネスでは見受けられます。でも、その姿勢では生産性は伸び悩むと考えます。責める・詰める上司や同僚に対して「こんなこと相談してもいいのな。。。」と躊躇する場面、想像に難くないですよね。成功循環モデルに習い、関係性の質から変えていく。そのための手段として「内省」と「対話」の活用を実践・啓蒙しています。

ダニエル・キムの成功循環モデル

また、それだけではなく組織が進むゴールや共有ビジョンがないと、進むべき方向が定まりません。さらに、一人ひとりのマインド・スキルがあって初めて、生産性の高いチームになれると考えます。とても分かりやすい記事を貼っておきます!

活用シーン

関係性の質を変えたい、プロジェクトを成功させたい、いい人を採用したい。そんなシーンで効果が実感できるワークかと思いました。

  • 個人の内面の掘り下げ

  • チームビルディング/ビジョン共有

  • ビジョンやパーパス策定

  • プロジェクトのキックオフ

  • 戦略づくり

  • キャリア探求

  • 採用試験 ・社員研修

最後までお読みいただきありがとうございました!


もしもしも~し、ご興味を持っていただけた方は、トムスまでご連絡下さい。
地方の”働く”にもっとワクワクを。それが我が社のビジョンです。


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