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随筆

今日妻が泣くほど落ち込んでいた。
言うまでもなく私は妻を落ち着かせ、励まそうとした。
私は在らん限りの考え方を妻に提案し、妻に伝えた。

ただそれは妻には響かなかった。

その時に妻の言っていたことで一理あるなと思ったのが「考え方が私とあなたとで違うから」と言うものだった。
確かに一理ある。

考え方が違い、ただその考え方を投げかけるだけでは受け入れられないこともあり、響かない。

ある種私は妻を考え方によって変容させようとしたのだ。

人を変えようとするのがどれだけ難しいかわかっていたつもりになっていたが、それを私はやろうとしていたのだ。

まぁそりゃ無理筋だ。

そもそも私は妻を変えようとしていたのか。そもそもの目的は何なのか。

私は妻を励まそうとしていたはずだ。
今その時点では妻を変えるのは目的ではなかったはずだ。

どうやら私はそこを履き違えていたようである。
人を変えようとするのと励ますのとでは違う。

ではどうすれば励ませるだろうか。
私が思うに励ますことの第一歩は安心させることなのではなかろうか。

大丈夫だよと。そう伝えることがまず初めの一歩なのではなかろうか。

勿論それが空虚な妄言では意味がない。
そこに確かなものが必要になる。

だから今回私が妻に言えること「それでも私は一緒に生きていくよ。」だ。

兎に角次回から人を励ます時は、まず安心させるところからスタートする。
そして安心させる為にまず確かなことを踏まえて言葉をかけよう。

うむ、そうしよう。

じゃあその次のステップは?
それはまた別のお話である。

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