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3歳児「聞く力」アップ術


聞く力」アップ術!

「聞く力」は全ての学びにつながっている!
「学ぶ」ためには、「聞く」ことが欠かせません。文科省が2017年3月に改訂した教育容量の中にも「伝え合う力」が盛り込まれました。伝え合うとは一方的に話すだけでなく、相手の話も聞くこと。全ての学びは「聞く力」とつながっているのです。「聞く力」が大切なのはわかりますが、2・3歳児は「楽しそう、面白そう」と興味を持たなければ、聞かない時期です。同じ絵本でも、内容を覚えてしまうほど集中して聞ける子もいれば、すぐ飽きてしまう子もいるのは、聞けるかどうかが興味に左右されるからです。だからこそ「聞くって楽しいな」と思えるおうちの方の関わりが大事。楽しい体験を通して、「聞く力」を育みましょう。


①話し手に対する愛着、物事に対する興味

自分の好きな人や興味をもったものに対しては耳を傾けられるようになる時期です。おうちの方のやりとりを通じて、「聞くって楽しい」と思える体験を増やしましょう。お子さんの好きな絵本を読み聞かせるのもいいですね!

②注意を向け続ける自己コントロール力

相手が話している間、注意を向け続ける力は園や小学生で先生の話を聞くときにも必要です。ただ、2・3歳児は自分の力だけで注意をコントロールするのはまだ難しいので、お子さんが集中して聞ける話し方をおうちの方が心がけましょう。

③「話している間は聞く」というルールの理解力

「お母さんが話しているときは聞く」「お母さんが話し終わってから自分が話し始める」というルールの理解は、会話のキャッチボールの基本となります。おうちの方がいいお手本になってあげてください。何度も経験するうちに、聞き手の姿勢を学んでいきます。


お母さんの悩み💭

●絵本を読み聞かせるとき
💭途中で飽きないよう急いでストーリーを読み上げていきます

▶︎興味をもって聞くきっかけをつくる

我が家は絵本を読む前は、「おはなし♪おはなし♪しっしっしー🤫」リズムに合わせてやっています。(支援センターの先生のマネ)1ページ目から通して読むことが必ずしも正解ではありません。お子さんが興味をもったページでクイズを出すなど、聞いて考えるきっかけをつくっていきましょう。最初からうまくいくことはありません。おうちの方の継続も大事ですね☺️

●子どもが話を聞かないとき
💭ついつい「聞いてる!?」と怒ってしまいます。

▶︎聞けないことを叱る前に聞かせる努力を

よく怒ってしまいます😭話を聞いて欲しい時はお子さんの目の高さに目線を合わせ、「今から大事なお話をするよ〜」と前置きするなど、聞く基準を整えてから話し始め、大事なことは繰り返しましょう!


●子どもが絵を描いて「はいどうぞ!」と渡してくれるとき
💭反応がワンパターンになってしまいます。

▶︎ワンパターンでもOK!大切なのは笑顔で言葉を繰り返すこと

子どもは、おうちの方と発見や喜びを共有することで世界を広げます。「すごい!上手に描けてるね!」と、目を見て笑顔で、お子さんの言葉を繰り返しましょう。自分の言葉を受け止めてくれることが伝わると、「お母さんが繰り返してくれるのをもっと聞きたい!」と思えるもの。「話して→聞く」体験を重ねる中で、ルールの理解も進みます。


○うまく聞けなくても焦らずに😊

都合の悪いことは聞かないふりをしたり、テレビに集中しすぎて全く話を聞いてくれかったり、いつもは話を聞けるのに今日は上の空だったり。「ちゃんと聞きなさい」と追い詰めても、やる気がなければ聞かないもの。「○○ちゃん、本当は聞けるのにね」と、あっさり流す対応しましょう。本当は聞けると伝える事で、お母さんは自分の話を聞いてくれていると安心します。個人差もありますが、耳を傾けやすくなる時期ももうすぐ。長い目で「聞く力」を育んでいきましょう☺️


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