小春日和が春ではない件について

皆さん生活にもなれてきたでしょうか。

春先、暖かいな−というときに「小春日和だね」と使いたくなりませんか。

しかし、件名にもあるように、「小春日和が春ではない件について」、あまり国語に強くない私は非常にびっくりしたことです。

したがって、小春日和というのは「春先、暖かくなってきたなー」という意味では無いということを、つい昨日知ったところです。

では、本来どんな意味で使われるかというと

初冬のいかにも小春らしい穏やかで暖かい日和。(小学館 大辞泉より)

だそうなんです。「小春日和」という単語は冬の季語として用いられるらしく、初冬に用いる言葉です。「春」とつくにも関わらず、冬の終わりでも夏の始まりでもなく、春と何も接点がない冬の初めに用いる言葉です(さすがに、なんでやねん!という感じである)。

ちなみに広辞苑でも

小春の頃の暖かい日より。小六月。(岩波書店 広辞苑第五版より)

とあります。小六月(ころくがつ)というのは陰暦でいう10月で、こちらも初冬の意味で使われます。

いや、びっくりですね。ニホンゴムズカシイネ。

みなさんも、漢字の意味だけでうっかり使ってしまっている言葉などあるのではないでしょうか。

以上、最近私が勉強になった言葉した。

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