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「ワンオペが限界」なんじゃなくて「ツーオペももはや限界」なのが問題なんじゃないかと思った話

こんにちは、やまざきひとみです。

私は結婚を選択せずに子どもを産んだシングルマザーですが、今はCtoCベビーシッターサービス「キッズライン」で日本にシッター文化を根付かせるために日々働いておりまして、

0歳の子を持つ働く母としても、子育て事業に従事する者としても、日本の子育て問題の当事者意識のど真ん中にいます(あくまでここに書いていることは個人の見解です)

ちなみに結論からいうと

「結婚を出産子育ての”絶対前提”と考えることへの違和感」

「(ひとり親だから見えた)家族のみオペ育児限界説」

について述べますが、私自身は過去結婚したこともあり(自分が未熟で失敗はしたが円満離婚)で、結婚自体は本当に素晴らしいものだと思っていて、ただしパートナーシップを築くのは苦手分野かもしれないと自覚しはじめた34歳独身がんばって働くシングルマザー(※2019年9月現在)です。

自分の子育て環境を詳しく発信することはぶっちゃけ結構遠慮してきていたけれど、きちんと自分の言葉にしていかなくちゃいけないなと先日「選択的シングルマザー」の特集でAbema Primeに出演してから強く思うようになったので、多数の人に共感されなかったとしても、私の目に見えていることを、できるだけ自分の言葉で伝えていってみようと思います。

■”結婚歴があるかないか”で親の扱いが違う日本

日本では、ひとり親がマイノリティ、もっというと未婚のひとり親がその中でもマイノリティと捉えたがる風潮があって、これは歴史的な「寡婦=戦争未亡人」という概念があったり、未婚のひとり親=無計画、レールから外れている(愛人、望まぬ妊娠、ふしだら?)的なイメージがどこかあるからだと思います。

未婚のひとり親への寡婦控除適用は数年議論されていますが、「未婚のひとり親」と「離婚歴のあるひとり親(寡婦)」は概念的に分けられているんですね。全部おなじひとり親、ではないんです。

で、ひとつビックリしたことがあって、私寡婦控除適用されるんですよ。離婚歴があるから(元旦那は子供の父ではない)

区役所の方に思わず「子供の父親違うんですけどいいんですか!?」って聞いちゃったんですが笑、いいんだそうです。離婚歴があり、扶養している子どもがいれば、子の前の夫との血縁は関係なく適用なんだそうです、

未婚のひとり親がどこか無計画でふしだら的なイメージで概念を分けられているんだとしたら、離婚歴あって違う人との間に子どもがいる私のほうが見方によってはふしだらなんじゃないか..!?って自分でも思ったんですが苦笑。

なにが言いたいかというと、計画的に子どもを作ったこと、ではなく実は「結婚歴がある」ということが親の資格として控除対象とされているということで、これは不思議です。

■結婚が出産育児の”必須前提”というのは明らかに時代遅れ

「標準世帯」とは、妻が専業主婦の世帯に子どもが2人いる家庭を指すのだそうですが、今やその割合は5%にも満たないと言われています。

3組に1組が離婚し、そのうち半分には子どもがいるといわれていて、共働き世帯が専業主婦世帯のWスコアとなっている現代日本で、若い世代は特にこれから男も女も働きながら子育てをすることが当たり前になっていく。そんな世界では、パートナーシップの難易度はあがるし、多様化する。「家族」の形だって当然変わっていく。

その中で、出産と子育ての前提には「絶対に結婚があってしかるべき」、もっというと、異性とのパートナーシップを「家庭」という形で築いた人にだけ子どもを育てる権利があるという風潮は、明らかに時代遅れだと思うし、違和感があります。

結婚して子どもを産み育ててももちろんいいし、いろいろ事情があってそうじゃない人も、子どもを産み育ててもいい、であるべきだと思うのです。

■実家住まい未婚のひとり親=私、より、共働きツーオペ夫婦のほうが大変?

私自身の子育て環境の話をすると、出産前からひとりになると決まった直後に実家に引っ越し、こちらもシングルマザーな母(69)の厚いサポートのもと子育てをしています。

母も少し働いてはいますが、「未婚ひとり親・実家住まい・高齢だけど元気な母サポート」という環境は幸運としかいいようがないくらい恵まれていて、このポイントは2つで、

「子育て経験あって家事もしてくれる人とツーオペできる」

「ひとり親なので標準的な共働き家庭より加点があり、第一希望の保育園に入れた(環境が選べた)」

という点です。これは完全に、産んでから気づいたのですが、誤解を恐れずに言えば、ワンオペorツーオペ&保育園の選択権はほとんどない、共働き夫婦の家庭より子育てにおいてはかなり幸運な環境という見方もできると思います。

ただ、その恵まれたツーオペ環境にいても思うのが「それでも子育てマジでしんどいっていう瞬間、結構ある」ということです。

それはなぜかといえば、家族間ツーオペだからなのではないかと。育児負担を家族間だけで解決しようとすると、結局「分担マネジメント」になるし、全てがコミュニケーション解決に頼るので、逃げ場がなくなる瞬間が絶対くるからだと思います。

■「家族間で育児を完結」すべきという固定観念の不思議

そこで思ったのが、こんな実家暮らしで子ども1人の私ですらマジ無理という瞬間があるのに、世の中の親たちはどうしてるんだろうということ。(それをホリエモンさんと対談したときに聞いたら「すげー無理してるんだよ」と即答していただいて、スッとした。)

堀江さんは過去、子育てに関して「この時世で夫婦だけで子どもを育てていくのはハードルが高い」などの発言をされています。(※引用元)

子どもを預けることが必要な量に対して、その分担先が夫婦もしくは家族の中しかないという環境に不自然さがある、と思うのです。

これはもちろん多少ポジショントークにはなってしまうけれど、経済的にも環境的にも安心して預けられる「家族以外の第三者」の選択肢がもっと広がれば、もっと出産・育児・パートナーシップを柔軟に考えられる人が増えると思います。それは集団保育の保育園等もだし、個別保育としてのベビーシッターもそう。

ツーオペ(家族内オペ)が限界にきたときに、家族間で責め合う世界なのか、お金を払ったら第三者が助けてくれるオプションがある世界なのかでは、まったく違ってくると思っています。

■大事なのは、生まれた子を社会全体で大切に育てること

いろいろ書きましたが、なにが言いたいかというと、

これからの共働き前提社会の中でパートナーシップは現代的に多様化していくのだから、子育てにもいろいろな選択肢を受容し尊重する世の中にしていかないと、少子化に歯止めがきかないと思う、ということです。

ここでいうと具体的には

「結婚を出産子育ての”絶対前提”としない寛容さ」

「安心して子どもを第三者に預けられる選択肢の拡充」

があるべきというのが私の意見です。

今は転換点にあると私は思っていて、最短であと10年〜20年くらい、たまたま女性が「産め、育てろ、働け」の過渡期にあって、今までの標準的価値観を押し付けられながら、働いてくださいという矛盾した要求にこたえなきゃいけない時代におかれている。結婚や育児に悩み迷う人が多くて当然だと思います。

大事なのは、生まれた子どもたちを社会全体で大切にすること。

若い世代がどんな形でも子どもを持とうとした時、自分の子どもたちが生き生きと育っていくイメージのある社会になっていくことなのではないかと思います。

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株式会社キッズライン マーケティング担当役員/シッター文化を日本に根付かせる人。 元サイバーエージェント/アメーバピグのひとみちy../C CHANNEL編集長など。 モットー「強く、正しく、美しく」な戦う #シングルマザー とことんいい仕事をして世界をちょっとだけ進化させたい
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