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壇上で

壇上で表彰される「自立更生者」を仰ぎ見ながら、何か腑に落ちません。「自立していて偉い」とか「更生していて偉い」って、割とパターナリズムだナ、と。

「身体障害者・知的障害者であってその障害を克服し、自立更生して他の模範とするに足りると認められる者」を表彰する式典、とパンフレットにあります。

壇上にいる人たちの晴れやかな笑顔は、私たちの気持ちも励まします。彼等が思い通りに暮らせる環境を整える、それが社会の役割とも思います。だけど。

「障害を克服できた人が模範」とか「自立更生できた人が模範」とかいわれればそれも違う気がして、壇上にはいない方の障害者に思いを寄せていました。


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