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今年の9本目

今年の9本目、Boy Erased、観ました。

同性愛者の転向療法プログラムにおいて、性的指向は、後天的選択と位置付けられます。だから人を愛する気持ちも矯正できる、と同性愛者に迫ります。

体を鍛え、「男らしい」所作を身に付け、「誤った」性的指向のルーツを洗い出し、これまでの関係を清算する。それは、洗脳と人格否定でしかありません。

でも、矯正を行う人、受けさせる人、そして受ける人さえ「正しいことをしている」と思い込んでいる。それが現代の「自由の国」で起きている実情でした。

監督は、「性的指向は、治すものでも学ぶものでもありません。しかし幸いにも受け入れるということは、学べたり、やり直せるものなのです」と語ります。

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