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ベッドの上で

ベッドの上で、今夜も私は、君にご褒美をねだる。そして、今夜もやんわりとお預けを食う。

やんわりとしつつも、制止する腕は、案外力強くて、私は、ヘコむ。(損得でいえば、君にとっては、やっぱり損なのかな。何も奪ったりはしないのに。)

いつまでお預けなのか。それとも、これからずっとお預けなのか。君に詰め寄る言葉を、ぐっと飲み込む。見返りを求める好意は、愛ではない。そう信じてる。

だけど。この気持ちを、少しは受け入れてほしい。それが無理でも、少しは受け止めてほしい。邪心を捨て切れず、私は、ベッドで展転とする。

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忘れられない恋物語

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