今年の26本目
今年の26本目、くれなずめ、観ました。
日が暮れ掛かってはいても、なかなか暮れない。「暮れなずむ」とは、そういう意味です。「くれなずめ、なんて日本語、あんのかな」と疑いながら観ました。
友人の結婚披露宴の後の、二次会までの3時間。5年振りに再会した「6人」の男たちの、しょうもない会話がダラダラ続く映画に、段々ウンザリしてきます。
でも観客は、「6人の中の1人は、既に死んでいるらしい」と知ります。そいつは、彼等の中では「相変わらずしょうもないヤツ」としてそこに「居る」と。
男は、死んでしまった。死んでいる男も、生きている仲間も、それを知りながら、生と死の間で暮れなずんで続くワチャワチャが切ない映画でした。
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