深夜散歩オリジン
月一恒例の深夜散歩。
このきっかけがある。
それは5年ほど前の暮れのお話。
アライサンとは別の友人がきっかけだった。
突然
「大金探しにいきまへんか〜」
と言い出したのだ。
まあ別にやることもないしいいっすよ
がアライサンと僕返事だった。
彼が言うには…
よくニュースなんかでみる
紙袋にウン千万入ってたとか
ゴミ処理場にウン千万とか
そういうのを探したいらしい。
正直、僕もアライサンも冗談だと思っていたが話にのっていると、どうやら結構マジらしい。
場所は山梨
日にちは12月31日から1月1日
今考えるとこの時期になにやってんだって感じ。
そして僕はまんまと風邪を引いてしまった。
行きたくね〜とか思ったけど
約束したものはしょうがない。
車で向かう道中、道端に紙袋を発見し
車を止めて中身を確認しにいく友人。
僕とアライサンは車からすら一歩も出なかった。
後で聞いたらこの時
「2人とも車からも降りへんから寂しかったっすわ〜」
と言っていた。気づいてたんだ。
その後も怪しそうな所や湖、はては廃村まで行ったが結局見つかったのは不法投棄されたゴミばっかりだった。
アライサンと僕ははなから見つかるわけがないと思ってたので別になくてもどうも感じなかったけど、友人はすこぶる悔しそうだった。
今思うとここが今やってる事の原点ではないかと。
デカいエレベーターで登る街。
湖のほとりに鹿の死体。
突然、人だけが消されたように生活感が残された廃村。
風邪引いてしんどかったし
大金なんて簡単に落ちてるわけないけど
この非日常感だけは最高にクールだったと今でも思う。
記事投稿:クドーサン
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