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また行きたい国インド

インドは不思議な国だ。
帰ってくるとまた行きたくなる。

一番最初に行ったのは2007年。
結婚をする前に行っておかなくてはと
思い立って1ヶ月の一人旅。
デリー→ジャイプール→ジョードプル→
ジャイサルメール→バラナシ→デリー

ちょうどその頃に読んだインド人の
サティシュ・クマールさんの本を読んで
彼の生まれたラージャスタン地方を旅したくなり
エイッと航空券を取って旅をした。
結局結婚はしないことになり、
大学院に行って働く道を進んだ。

次にインドを旅したのは2012年の夏。
この時は友人と二人旅。
ジャイプールとバラナシを1週間。
そして旅の最後の日に出会ったインドで
働く日本人とご縁があって結婚。
翌年、一緒に住むためにインドへ。

2013年から5年半インドで暮らして
日本に戻るのだけれど
その間、旅好きの夫と一緒にインドの国内
をあちこち旅行。

インドは北と南、東と西で本当に異なる。
言葉も食べ物も、人も風景も
別の国のように。
一口にインドどうだった?と聞かれても
いつもうまく答えられずにモヤモヤが残る。

カオスなところもあり、
日本では考えられないようなことも
よく起こる。

動物がいっぱいいる。
牛や、犬、さる、豚、羊
家畜だけでなく、野良も。

日本の整然としたものと
対照的にごちゃごちゃと
いろんなものが混じり合っている。

縄文時代と、江戸時代と令和が
混じり合って。
ハイテクとローテクがどちらも
生きている。

日本の空気を読む文化と
真逆の
空気を読まない文化。
言いたいこと、聞きたいこと
見たいものを遠慮なく。

音に寛容で
車のクラクションも
「はーい、そこを通りますよ。」
の気楽さで躊躇なく鳴らす。

服も着たいものを着て
好きな色を着る。
日差しが強いので
カラフルな色が映える。

観光地には口で騙して
ぼったくる人も多いけれど
田舎はそんなことも少なく
のどかで、好奇心いっぱいの人に
一緒に写真を撮ってとか言われたり。

カレーを現地のやり方で
手で食べてみると
スプーンで食べるのとは
また違う食感、
手にも味を感じるセンサーが
あることを発見する。

街角で飲む甘ーいチャイを飲んで
ぼーっとする幸せ。

何もしていなくてぼーっとしている
人が結構いて、何かをしなくてはという
プレッシャーから解放されるのも
インドの空気。

厄介なこともあって
『あーもうインドは十分。』と暮らしている
時には何度か思ったような気もするけれど
忘れるのも早い私は
またインドに行きたくなっている。

今住んでいる日本の家の中にも
インドのものがあちこち。
日本に帰る時にインド人の友人から
いただいたインドの神様たち。
象のガネーシャ、シヴァ神の像、
サラスヴァティ(日本の弁財天)の絵
そしてインドの絵本、
チクチク刺繍のブランケット
カレーのスパイス、チャイの茶葉。
ステンレスの食器、陶器のお皿。

頭の中にも、帰ってきてから
学び始めたインド哲学、
日々のヨガ。

また、エイッとチケットを
取ればインドに行けるかな。

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