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宇宙人が地球に来た経緯

私は地球に来る前、新く生まれた惑星に命を吹き込むお手伝いをしていました。

内容をざっくりと説明すると、
地質や大気の調査をして、その星に合った植物を植えていきます。
植物がある程度育ってきたら、そこで生きられそうな動物(微生物や菌類が先だったかな?)を連れてきます。
動物たちの数が増えたら、あとは摂理に任せて見守るだけです。

時にはエネルギー体で、時には肉体を持って宇宙船から、だんだんと賑わっていく惑星を眺めるのが好きでした。

仕事をしていない時は、どこか適当な星に飛んでいって、お散歩をしたり、出会った人とおしゃべりしたりして遊んでいた記憶があります。

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お散歩をしている時だったか、うたた寝をしている時だったか、状況は定かでは無いのですが、
ある時、地球周辺の見回りをしている存在から連絡が入りました。(連絡というより、スピーカーから聞こえてきた感じかな)

・闇の者にそそのかされた無垢な人達が、「地球」という星を破壊していること
・以前から注視してきたが、核兵器の使用を機に、周辺地域への影響や星の余命(あと2、30年)を踏まえて緊急会議が開かれ、宇宙の介入が許可されたこと
・宇宙の介入の条件が、「地球人として生まれること」であること
・地球を救う意志のある人を募集していること

大体こんな感じのことが話され、のほほんと暮らしてきた我々に衝撃が走りました。

えーーっ、母星を破壊ってどういうこと?!
どうして、兄弟姉妹を殺すためにテクノロジーを使っているの?
星が瀕死だというのに、地球の人たちは何をしているの?
そんな言葉が、口々に飛び交います。

私は驚くのもほどほどにして、地球の様子を見に向かいました。

「プレアデスの方ではね、地球のことを『青い宝石』と呼んで大切に見守ってきたの・・・」
同じように様子を見にきていた異星人の内の一人がそう言うと、じわっと温かいものが胸に流れ込んできました。

宇宙でも稀に見る生命に満ち溢れたこの星は、種を蒔いた存在、水をあげた存在、見守る存在、その他無数の宇宙存在たちが成し得る限りを尽くして作り上げられた愛の結晶
この美しい星に、生きていて欲しい
助けなくては
行かなくては
そうだ、我々は創造主
できないことなどないはずだ・・・

自然の素晴らしさに胸を打たれた、とだけ伝えて地球を後にしました。
そしてすぐに地球救出の任務に参加させてほしいとの連絡を入れ、説明会があることを知らされました。

ー後日、説明会ー

説明会には地球救出計画の始動メンバーと、その募集に集まった人達が来ていて、見た目も存在形態もさまざまでした。
ほんとうに宇宙中から、地球の危機に駆けつけたのです。

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長くなりそうなので、続きは次回にしたいと思います。
読んでいただきありがとうございました(◜ᴗ◝ )




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