コミュニケーションの教科書 #5 共感を与えるコミュニケーション
共感を与えるコミュニケーション
(1)共感を与えるコミュニケーション
相手に対して無関心であることが多くなればなるほど対人関係が悪化します。常に共感を呼ぶコミュニケーションを心がけなければなりません。共感とは、自分の個性を大切にしながら相手の感情を共有することです。これは同情とは異なります。同情は相手に対して感じることであり、共感は相手とともに感じることです。共感性を高めるためには相手の話を傾聴することが何よりも大切です。
(2)傾聴とは
責任をもって相手の話を聴くことで相手の考えや気持ちを相手の立場にたって理解することです(相手の見るように見る)。
(3)傾聴の三要素
受容 (相手を受け入れる無条件の積極的関心)
共感的理解
自己一致
(4)共感を高める技術
相手の話を積極的に傾聴する(傾聴の実践)
批判的、忠告的態度を捨てさる
批判や忠告は相手に「説き伏せ」を感じさせ、防御の姿勢を強くさせます。相手の言っている意味全体を聴く
言っているごとには内容とその底に流れている気持ちの二つがあります。言葉にとらわれず気持ちを理解するよう心がけましょう。相手に対して気持ちを伝えるには、ボディランゲージを効果的に
感情の高ぶりをおさえる
フィードバックを用いる
相手の言っていることを自分の言葉に直してみて確認をとります。率直なわかりやすい言葉づかいを用いる
裏のない率直な言葉づかいやわかりやすい言葉づかいは気持ちが伝わります。相手の意見には賛同せよ
積極的に相手の意見を受け入れ、主体性を持って賛同を表明しましょう。あいまいさに寛容であれ
物事にはあいまいな面が多い。相手のあいまいさに寛容でなければなりません。
「人は、知らない人には攻撃的」「人は、その人を知れぱ知るほど好意をもつ」「人は、その人の人間的側面を知ったときに好きになる」
社内外で好感を持たれる為の表現の原則
肯定的に言う
明るく言う
相手にわかるように言う
コミュニケーションをすすめていく上での段階
発話する
共通の前提であるか(一部の人に通じない専門用語や内容で話していないか)
手順(順序立てて)を踏んでいるか
全体像を提示しているか
途中で確認しているか
相手の立場に立っているか
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