ドリボ 鑑賞レポ

9月から上演しているDREAMBOYS。自担の岸優太さんが四代目座長となりました。相手役はWユウタ / 神宮寺勇太さん。
早速見てまいりまして、備忘録レベルにまとめます。

ジャニーズの枠を超えた舞台
普段はミュージカルも多数見ておりましてジャニーズの舞台としては今年19年に帝劇で行われたジャニーズアイランド/King & Prince に観劇しました。

ジャニーズアイランドはここだけの話ストーリー性はジャニーズの世界だけで理解できるものであり今回どのような舞台になるか未知数でした。

かつては滝沢秀明さん、亀梨和也さん、玉森裕太さんが座長を務めた歴史ある舞台。

そしてジャニーさんから座長を任命された岸優太さん。ジュニア時代から「Youはずっと岸の側にいて」と言われている神宮寺勇太さんと共に主演となりました。

すでに演技力、歌唱力ともに評判であり憧れの堂本光一さんの舞台SHOCK主演経験者。座長の流れは必然か。

脇を固めるのは、元宝塚トップスターの紫吹淳さん、鳳蘭さん。岸優太さんがどのように演じるか、期待と期待でドリボ をついに初観劇いたしました。

天才的なショーマン/マジシャン
私は嵐担20年、79年生まれ光一さま世代。立派なアラフォーです。

ジャニーズの楽しみ方としては嵐も昔はピカ☆ンチなど上演はしたりソロライブをやった時代はありましたが、もっぱらライブがメイン。キンプリを知ってからジャニーズ舞台に足を運ぶようになったのですが、

岸優太さんの演技だったからでしょうか、観客を一瞬に引き込むその姿に気がつけば冒頭から涙が出ていました。

歌い、笑い、泣き、怒り。感情を全て出し切るスタイルはまさに水を得た魚のように生き生きして、もはやマジックショーを見ている気分。若干23歳で溢れ出してしまった彼の才能を本の数メートルの世界で観れたことに喜びを感じるしかない、そんな気持ちでした。

国民的彼氏からヒール役に徹した神宮寺勇太さんの成長
そして、そんな彼を隣で支えりのは、神宮寺勇太。国民的彼氏と呼ばれまさに王道アイドル街道の彼が今回演じるのは主人公のライバル役、チャンプ。

キンプリは全員生歌でも完成度が高いのですが歌唱力といえば、どうしても岸さん平野さんが目立ってしまいますが、今回はアイドルではない声量と表現力が高くなっていたことに正直驚きました。主人公を目の前に「1.2.3でget down〜」とアカペラで歌うシーンがありますが鳥肌ものでした。

失礼な言い方かもしれないですが岸さんの声量に合わせていくために努力されたんだろう、と。爽やかアイドルを捨てたヒール役も彼の新境地を魅せてくれました。

2年目の葛藤
彼の所属するキングアンドプリンスというグループの中では、メンバーからも絶大なる信頼を置かれているリーダー。その飾らない愛され力はバラエティからも引っ張りだこ。

ただし役者として活躍したい、でもテレビで求められるなら全力で応えたい。グループとしても世界で活躍するグループになりたい。そんな彼の葛藤を知っているファンだからこそ、今回の座長公演は感動極まりないものなのです。

ジャニーさんの人を見る目
実はファンの間では岸くんに役者の仕事を、、、という言葉が漏れています。Jr時代からお兄ちゃん、ガチャ。などで役者の経験はあるものの、他のメンバーと比べるとデビュー後はバラエティの活躍が目立っています。

ここからは私の主観になりますが、彼が生きる場所は舞台だと確信しています。ドリボ は数年続くはずですし、舞台をベースにしてテレビや映画のお仕事が来るような。それは滝沢秀明さん、堂本光一さんが歩んで来ている道。SHOCKを任される日が来るかもしれません。

ただ今の段階で世界を目指し英語を学び、ギターを学びマルチな才能が顔を出し始めています。かつては櫻井翔さんがアイドルからキャスターの道を切り開いたように彼だけが何か切り開くものは出てくるかも、しれません。

もうひとりの主演
本来なら病気療養中の岩橋玄樹さんと3人でプリンスというユニットで活動していただけに、今回本当は3人だっただろう、という気持ちです。

今回は残念ですが数年は続くので早ければ来年、3人でのドリボ に期待したいところです。ただ2人の中では気持ちは3人で演じていることは、間違いありません。

1人の人間として
昨今のジャニーズは、先輩グループの脱退や休止。Jrの不祥事が溢れ、激動の時代を迎えています。

その中の最後のデビュー組となったキンプリ。そのリーダーである岸優太さん。ジャニーズのエンターテイメントを受け継いでいく覚悟を持っている彼の1人の人間としての成長をただただ、見守っていきたい。