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シングルマザーである私が中2長女と別居した① 【元夫の実家で暮らしたい】

長女は2022年夏、我が家を出て9月新学期からは元夫の実家のある他県で暮らしたいと言い出しました。


長女と私の間での圧力はかなり高まった状態で、お互いが同じ屋根の下で暮らすことに限界を感じていた状態。


これまでもテスト前や2人の間の圧力が高まると、自宅から徒歩10分程度の場所にある実家に泊まらせてもらうというガス抜きはしていましたが、もう小さなことでいつ爆発してもおかしくありませんでした。


長女は夏のお盆の時期10日間近く一人で義両親の元に滞在しました。私からも、次女からも、私の両親からも、元夫からも、学校の友人達からも距離を置きたいと。


お盆が終わり帰宅すると、思った通り長女の意思はより固くなっていました。私の実家ではなく長女が義両親の元を選んだも理解できたので、私はその選択を受け入れました。


義母も長女を迎え入れてもいいという話で、10月末には長女転校という流れで話が進んでいき、学校にも連絡をしてというところで、話がひっくり返ります。


最後に結論だけ言い渡された義父が長女が身を寄せることは許さない、「母親のところでなければ長女は元夫のところで暮らすべき」という考えで元夫家族で揉め始めました。


長女は義両親にお願いする前から、元夫から一緒に暮らすことを提案されていましが、絶対ありえないと斬り捨て。


私と元夫の元では暮らしたくない。しかし義両親の元はNG。私の実家はその状況に長女の受け皿になっていいと言う状況に。


長女へ元夫からのプレッシャーが激しくなります。元夫は自分のところに来るようにと、長女に頻繁に連絡をよこしてはその度に長女は憔悴して学校を欠席し出します。


長女が元夫の元には行かないという意思を示しているにもかかわらず、私には親権、養育費、これから支払われる財産分与について変更を迫る連絡が来ていました。


また、長女がいつ自分の元に来てもいいように家を買うと言い出し、もう外堀からどんどん埋められていきます。



長女の義両親の元に行きたいという話から、両家巻き込んで、それぞれ毒出しのように抱えていた問題が表面化しているようでした。


定年後家庭内別居している義両親、義両親の元夫の行動に対する不信感…一見問題がないようにみえても、トラブルが起きるとガタガタと崩れてしまう。


私と長女の関係を何となく分かっていても、行き着くとこまで行かないと手を出せなかった両親。十分なヘルプを求められなかった私。



中学までは娘を手放さないというのが、普通なのかもしれない。しかし、親子と言えど一緒にいるとどうしても傷つけあってしまう事があります。


もうどうにもならない事がある、その事実を受け入れるのは、自分の弱さ、未熟さ、至らなさ、不完全さを突きつけられることでした。それらを抱えて、長女に対する罪悪感に溺れるのは簡単な事で。



そうではなくて、

自分で状況を理解して、決断できる彼女を育てたのは、至らない不完全な私。彼女はきっと大丈夫。彼女は私よりずっと強く賢い。だから送り出そうと決めました。


長女の希望通り、義両親の元で暮らし始めれば、物理的距離を取れば、母子関係を再構築していけるかもしれない、その時はそう思っていました。

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