見出し画像

アカツノカニムシ

前回の記事の続きです。

森の学校キョロロで見つけたのは、ミツマタカギカニムシとアカツノカニムシでした。
今回は、アカツノカニムシを紹介します。

アカツノカニムシ $${Pararoncus  japonicus}$$
カニムシ目 ツノカニムシ科

大きさ3~5mmくらい。冬季のみ出現するそうです。
以前、紹介した樹上性の「オオウデカニムシ」と違って、体が平たくなくて触肢しょくし(ハサミ)が赤いところがカッコいい。
※個体差あり

アカツノカニムシ成虫
アカツノカニムシ若虫(幼虫)

カニムシくらいの小さな土壌生物どじょうせいぶつを捕まえるには目の粗いふるい、白いバット(調理器具のやつ)、筆、軍手があると良いそうです。

下の写真は、埼玉に帰ってから100円ショップで買いそろえた道具です。
合計330円。

土壌性のカニムシ採集に必要なもの

ぼくは、落ち葉の下の湿った腐葉土ふようどの所で何匹か捕まえました。
お父さんと一緒に2時間くらい探して、5匹くらい発見しました。

飼育・研究のために、許可をもらって持ち帰らせてもらいました。

飼育方法
小さなタッパーのフタに空気穴を開けて、中に落ち葉などの隠れ家を入れてあげます。
共食いをするそうなので、分けて飼育したほうが良いそうです。
乾燥に弱いので、乾かないようにしてあげます。
エサはダニやトビムシなど小さな土壌生物です。

トビムシを食べるアカツノカニムシ

皆さんも湿った落ち葉を見かけたら探してみてください。
次回はミツマタカギカニムシを紹介します。

つづく


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?