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アリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)

今回は、飼育しているアリジゴクを紹介します。

アリジゴクは正式名称ではなく、ウスバカゲロウの仲間の幼虫の総称そうしょうです。
僕が飼育している種類は普通のウスバカゲロウです。

ウスバカゲロウ $${Baliga  micans}$$
アミメカゲロウ目 ウスバカゲロウ科

うちの子の大きさは10mmくらい。
巣の大きさは直径約30mm、深さ約10mmでした。

アリジゴク

アリジゴクは、神社の軒下のきしたや、大きな木の根本などにある砂地に、すり鉢状の巣を作ります。

彼らは、体の構造上、後ろにしか進むことが出来ません。
巣は、後ろ向きに渦巻状に回りながら、5分ほどで作ります。邪魔な砂は大アゴで外に投げ捨てます。

すり鉢状の巣

そして、巣の底で待ち伏せて落ちてきたアリなどの昆虫を捕食します。

巣の底で獲物が来るのを待つアリジゴク

大アゴは、ほぼ180度開くことができます。
先端から強い毒を出すそうです。
※人の体には刺さらないので大丈夫です。

アリジゴクの大アゴ

飼育方法

ケースに十分な深さの砂を入れます(なるべく細かい砂)。
エサはアリや小さな昆虫を与えます。


最近、1匹がまゆになりました。

アリジゴクの繭

直径が約10mmの球体。
繭の周りは、砂で固められています。

ちゃんと羽化してくれるといいな。

おしまい

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