*満月の願い事と願望実現*
新月も満月も「願い事のタイミング」ってよく聞きますけど、どちらでどう願っていいか、違いが分かりづらいですよね。
もちろんどちらも大切なタイミングなのですが、新月と満月では流れるエネルギーが違います。
満月は、新月から半月経ち、新月の願い事が"満ちる"タイミング。新月が「スタート」のエネルギーなら、満月は「解放・手放し」のエネルギーに満ちています。
(新月の願い事についてはこちらの記事で書いています)
新月の振り返りと手放しを行い、より自分の願望実現を加速させるために、満月の手放しと願望実現についてまとめてみました。
「新月に願い事するの忘れちゃった!」
「そもそも何お願いしたか覚えてない…」
「どんな願いが叶いやすいの?」
そんな方も、ぜひ読んでください。
1.満月とは
満月は、月と地球と太陽が一直線に並び、太陽の光が月から均等に反射されて地球から真ん丸に見える時です。夜空が一番明るくなる、月に1回の神秘的な時間。
占星術的には、太陽と月の表す意味は次の通り。
人の人生の95%を支配すると言われる無意識領域に、大きく光が当たります。
自分の本能、心と感情、本心が照らされ、顕在意識に上がってきやすく、内に秘めた良いところも悪いところも、全部浮かび上がってきます。
イライラしやすかったり、情緒不安定になりやすかったり。犯罪率が高くなりやすいのもこの満月なのですよね。
自分の嫌なところも見つめる必要が出てきますが、手放しのスタートだと思ってしっかり向き合い、言葉にしていきましょう。
2.月の満ち欠けと成長のサイクル
《新月→上弦の月→満月→下弦の月→次の新月》
の約7日のサイクルでで月は満ち欠けを繰り返します。
この満ち欠けが、願望実現のサイクルと繋がっています。
満月は、新月からの約1ヶ月の折り返し地点。新月の願い事がどれだけ叶ったか、自分が成長したかを振り返る時です。
この満月~新月の期間で整理と手放しを進める願い事、目標を立てましょう。そして収穫を得て次のステージへ向かいます。
3.満月で心がけると良いこと
2.でも書いたとおり、新月でスタートしたことの振り返りと手放しを行うのが満月です。満月のタイミングでおすすめしたいのは以下のようなこと。
「新月は一ヶ月の種蒔き」なのに対し、「満月は、新月での種まきで伸びた樹を見つめ、不要な枝を選定して、目指す形に整えていく」という表現が個人的にはしっくり来ます。
ここでは、改めて振り返り方や目標の修正の仕方を中心に書いていきます。
《叶ったことに感謝》
新月からの2週間、あるいは、半年前の新月(同じ星座で起きた新月)で立てた目標を振り返り、で出来たこと、叶ったことを感じてみましょう。
願い事は結果までちゃんと見て自分のものになります。願い事の叶い癖をつけるのがとても重要です。
そして是非、出来たこと、叶ったことについて、自分を褒めてあげてくださいね。
《叶わなかったことの改善や、やり方の修正》
満月は振り返りと改善の時でもあります。
願い事や立てた目標を振り返り、まだ叶っていないこと、出来ていないこと、進んでいないことについては、どこか考え方ややり方を改めることは無いか?修正することはないか?と考えてみましょう。
願いが叶うするまでに、どれくらいの期間かかるのか、そもそも叶うのかは、その願いに対するあなたの情熱と日々の行動や習慣、努力、そして最終的には「宇宙の采配」にかかっています。
ここで注意したいのが、出来ていない自分、達成できていな自分を責めないことです。「出来ない自分の積み重ね」は良い方向には成長していけません。
「失敗も一つの経験!ちゃんとゴールに向かってる!」とリフレーミングして、努力して一回り大きく成長した自分、輝いている自分を想像して、感情を先取りしていきましょう。
《増えすぎたものの手放し》
新月→満月のサイクルは成長のタイミングなので、色々なものが増えていくタイミング。実は目標に向かって不要なものが増えていることもあるのです。
多すぎる選択肢は迷いを生みます。それが目標達成の妨げになっていることもありますので、自分に必要のないものは手放していきましょう。
ただ、人は増やすより減らすほうが大変なものです。
手放しはちょっと気合いがいること。だからこそ、この満月の解放のエネルギーを使うのです。
人間関係、悪習慣、感情、口癖、思い出の品、捨てられないもの…。この満月のタイミングで自分の本音と向き合って、手放しと剪定をしていきましょう。
《自分をいたわりリラックス》
満月は引力の関係で水分を取り込む力が最も強くなると言われ、身体もむくみやすい時です。ゆっくりお風呂に入ったり、身体をマッサージしたり、好きなことをして自分をいたわりましょう。
満月は、冒頭にも書いたとおり、気分が高揚しやすく、イライラしやすい時でもあります。ほんの些細なことにもイライラしがち。
思いがけない過剰反応や口論や喧嘩を避けるためにも、愚痴や不満はグッとこらえましょう。穏やかに接することが出来るようにも、自分をいたわりリラックスする時間を取ってくださいね。
《断捨離を進める》
物が減らしやすいサイクルです。部屋の掃除や片づけ、数年使っていないものや服は満月→新月のサイクルで断捨離していきましょう。
物が少なくなると空間が増え、心のゆとりに繋がっていきます。
《ダイエットはおすすめ》
新月→満月は"増えやすい"時期でしたが、"満月→新月"は減らしていく"時期です。ダイエットをスタートさせるなら、このサイクルでスタートさせてくださいね。
4.満月の願い事の仕方
新月の願い事は、新たなことをスタートするための願い事のタイミングでしたが、満月で立てる願い事は、手放しの願い事。
要らないものの手放し、断ち切る目標をイメージしましょう。
新月の願い事をしていない方でも、今の現状を振り返り、要らないものを手放す目標を立ててみてくださいね。
願い事の仕方はインターネット上に色々書かれているのですが、自分に合ったやり方でするのが一番です。ここでは僕が意識していることを書きますね。
《願い事のタイミングは?》
できれば満月から8時間、遅くても1~2日が、満月の目標を立てるのにとても良い時と言われています。
なぜなら、月と地球と太陽が一直線になる満月は、自分の自分の無意識や本のつ、心と感情、本心が照らされるので、月の良いところも悪いところも全部映し出されるからです。
《ボイドタイムは気にしたほうが良い?》
ボイドタイムはあまり気にしなくても良いと、個人的には思います。(契約や結婚、引っ越しや起業など、大きな転機となるタイミングは避けるべきですが)
《ありのままの自分を見つめる》
月の形を、自分の「眼」に対応させるとイメージが湧きやすいかもしれません。
満月のタイミングは、自分のありのままを見つめ、手放したいもの、区切りをつけたいこと、既に要らないものなどを見つめる時。
自分自身をジャッジせず、しっかり見つめましょう。
《改善することや修正していくことを紙に書きましょう》
まずは叶ったことへの感謝と振り返り。
紙やノートに書くことをおすすめします。
脳は言葉で情報を処理します。手で書く作業は脳を活性化させ、脳の広い範囲が使われます。つまり潜在意識にも届きやすくなります。
これからの2週間で心がけることをノートに書いて、しっかり潜在意識に刻み込んでおきましょう。
《手放したい感情や想いは紙に書いて破り捨てる》
①この満月で手放したいものを紙に書き出しましょう。
(人間関係、無駄な時間、悪習慣、無駄遣い、感情、口ぐせ、思い出の品、捨てられないもの…etc.)
書いて見える化するだけでも脳内で整理されやすくなり、悩みがスッキリします。
②そしてそこで湧き上がってくる感情や想いも書き出してみてくださいね。
(ムカつく!、モヤモヤする、めんどくさい、こうしたい…etc.)
③そしてさらに、満月は解放のエネルギーに溢れているので、紙に書いてビリビリに破って捨ててください!
これは心理療法でもよく用いられる方法ですが、紙に書いて破り捨てることで実際にネガティブな感情がクリアになります。
《手放しは恩送り》
手放す時は、「恩送り」のイメージを忘れずに。あなたが今まで大切に握りしめていたものは、あなたを守り、育んでくれた一部なのですから、感謝とともに手放しましょう。
5.満月の願い事のテーマ
各満月のタイミングで意識すると振り返りや改善、手放しのテーマについて、サインとハウスの視点からまとめてみました。
注意していただきたいのが、あくまで「新月」のサインに応じた手放しの願い事をすることです。
《①新月が起きたサイン(星座)に応じた手放しの願い事》
新月が起こる12星座に合ったテーマを見つめ、新月の願いを叶えるための手放しが出来ると良いですね。
あくまで参考ですが、3つずつキーワードを上げておきます。
《②満月が起こるハウスに応じた願い事》
これは出生時刻が分かる方の見方になります。(出生時刻が分からない方、ハウスの算出が分からない方はもう少し下の段落に見方を書きました)
二重円を算出した時に、満月が自分の何ハウスで起きるかを確認し、自分の満月のテーマを確認してみましょう。サインよりもこちらの方がしっくり来ることも。
《③出生時刻がわからない方の見方》
出生時刻がわからない場合は、自分の太陽の星座から数えて何番目の星座での満月になるかを確認して、その数字に合った②のハウスの解説を読んでください。
【例1】自分の太陽星座が蠍座、満月が射手座→2ハウスのテーマ
(蠍座から数えて2番目が射手座)
【例2】自分の太陽星座が双子座、満月が水瓶座→9ハウスのテーマ
(双子座から数えて9番目が水瓶座)
7.願望実現の秘訣~満月編~
新月の記事では潜在意識の使い方を書きましたが、満月は顕在意識からのアプローチで願望実現を叶えていくために必要なことを書いていきます。
願望実現のために必要なたった一つのことは、
「自分のハートに従い、シンプルに生きる」
それだけです。
自分の中心の周波数からズレればズレるほど、見たくないものから逃げたり、やらなくていいことを引き受けたり、好きでもない人と付き合わなければいけなかったりして、願望実現から遠ざかっていきます。
自分のハートに従うことで、自分の本心からの「好き」や「喜び」「ワクワク」が芽生えてきて、色々なことに行動的になっていけます。
(当たり前のことですが、行動しなければ現実の変化は訪れません。ただ願い事をして横になっているだけでは宇宙も応援してくれません。)
そのスタートにあるのは、自分の「いま」を認める勇気です。
自分が演じてきた自分自身、避けたい感情、別れる恐怖、認めたくない自分…。見たくないものって色々あると思います。でも、自分のハートはそのままでOKなの?というところがとっても大切。
自分にとってホンモノを手に入れると、人は多くを求めなくなるものです。
ホンモノから遠ざかるから、諦めた代替品で満足したつもりになる。でもその結果、結局満たされず、アレも欲しい、これも欲しいになってしまったり。
手放しても必ずそれ以上のものが入ってくるのが、この世のルールです。
時間、お金、モノ、感情。あなたがハートに従って生きる上で、「重さ」を感じるものはどんどん手放していきましょう。自分の中心の周波数で生きましょう。
新月に潜在意識でイメージした自分と、現実に生きるハートからのズレがない自分が近づけば近づくほど、願望実現は加速していきます。
人生を複雑にしているのは自分自身。人生をシンプルに=自分への愛に正直に感じて生きることで、望む未来も近づいてくるのです。
8.まとめ
満月の願い事と願望実現についてまとめてみました。
満月から新月の過ごし方を3つにまとめると、
①叶ったことへの感謝
②振り返りと改善、修正
②手放しと整理
という感じですね。これらを意識した生活を送るだけで、人生がかなり整ってきます。
始めることや行動する事にばかりフォーカスされがちですが、整えたり終えたりすることも1ヶ月のサイクルに取り入れるのはとても重要なことです。
大切なのは、増やすではなく減らすこと。満月の意味とテーマを知り、一人ひとりが人生を向上させることで、みんなが幸せな世界を創っていきましょう。
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