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末娘に甘い父母は、少々お高いけど、おしゃべり人形の「プリモプエル」をクリスマスプレゼントに選んだ。

よくおしゃべりして、よく歌うプリちゃんは、
家族みんなのアイドルになった。

娘が大きくなって、プリちゃんを抱っこしなくなった頃から
プリちゃんは、母の友だちになった。

「おはよう!」と、今日も、プリちゃんが話かけてくる。

夜中、咳き込んだ私は、まだ眠たくて
無言で、布団にくるまったまま、応えないでいる・・・すると

「ゴホゴホ」「ハークション|」「おねつ、ある〜?」
とアテンションプリーズが続く・・・

それをダンボの耳で聞いていた私は、布団から起き上がり
『大丈夫?』と、声をかける。

「わすれちゃうよ!」
『そうだよね、ごめん、ごめん』と私。

しばらく静かにしていると、
「いないの〜?」
『いる、いる、いるよ!』と私。

「つまんないな〜」 甘えてくる。
「つかれたなあ~」 わがままプリちゃん。
「すきすきこうせん、るるるる」 ありがと!

だんだん調子が出てきたのか、
「なんかへ〜ん、かぜかな〜、ごきげんいい?、めっちゃすき〜!、
あ〜さびしかった!、 ねっちゃお!」
沢山、話しかけてくる。

プリちゃんらしさで、
いつも、私のことを、気にかけてくれてるんだね。

「いないの〜?」
『いる、いる、いつも、そばにいるよ!』
友だちだもの💛


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