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人生をやり直せるとしたら、何歳に戻りたいですか?

将来の夢の話を書いたので、もう一つ、子供の頃から思っていることを書きたいと思う。

よくテレビなんかで、
「自分の人生をやり直せるとしたら、何歳に戻りたいか?」
という質問で、面白おかしくトークが弾むのを観た事がありませんか?

テレビだし、適当に何となくそれっぽいことを話しているのかなとは思っていたけど、実際本当にそんなことを考えますか?

誰からも聞かれたことはないけど(多分)、私が自問自答するときは決まってこう思う。

「全然昔なんかに戻りたくはない。やり直すなんて辛すぎる。今が良い。」

小学生の時、大人が読んでいる本や新聞に使われている漢字を、まだ自分は全部習っていないということを意識した時の感覚。先が長いように感じ、一通り習い終わるまであとどのくらいかかるんだろうと、不安になったことを覚えている。
ちゃんと一人で生きていける大人になれるのだろうか? 
「大丈夫、やっていける」と思えるのだろうか? 
そういう不安。

生徒全員強制参加の部活動(文化部は吹奏楽部のみ)をこなさなければいけなかった中学時代を振り返っても、戻りたいとは思えない。得意な部活ではなかったし何とかやりきったと思っているのに、青春時代だからとかそんな理由であの経験を繰り返すのは辛すぎる。

高校時代だって、卒業の資格を得るためだけに通った気がする。
息を潜めて「大学までコマを進めたらこっちのもの」ぐらいの感覚で、心の中では毒づいていたけれども、無難に学校へ行き宿題を何とかこなし受験生であるというストレスに耐えて、卒業した。

やり直したいという人は、次はそんな人生を選ばずにもっと有意義に過ごしたいと思うのだろうけど、私は、その時代にもう一度戻ること自体が苦痛でしかないと思ってしまう。とりあえず有意義ではなかったかもしれないけど、上手く立ち回れなかったかもしれないけど、その時代を乗り越えてきた自分を褒めたいし、戻りたくない。

とりあえず、今の自分が自分史上ベストじゃない?
たとえ沢山の悩みを抱えているとしても。
今の自分は過去の自分よりも色々経験してるよ。


ノストラダムスの大予言。
小学校低学年の時に知った。
1999年7の月、空から恐怖の大王が降ってくる、というもの。
それを知った時に私が思ったこと。

99年は私が24歳になる年だな。
世界が終わってしまうなら、できればそれまでに結婚できてたらいいな。
子供もいたら嬉しいけど、それは早過ぎるかな?

…… 何だろう、人として一通りの経験をしておきたいと思っていた。
それが結婚と出産。
種の保存? 子供の発想?

ちなみに1999年7月に結婚しましたが、余談で偶然です。

経験を積んでいることは、アドバンテージという感覚がある。
平たく言えば、年長者は人生経験の勝ち組。

大人が子供に
「お前たちには未来がある。何にでもなれるし、自分たちのような失敗も知識があれば回避できるかもしれないぞ。」
的な説教をいう場面。

大人は結果にこだわって、そういう発言をするのかもしれないけれど、
子供の目線からしたら、

あなた達には既に「自分の経験」というものがあるから、そんな好き勝手が言えるんですよね?
そしてまた、逃げることもできるんですよね?
「自分はこうだった」という事実で。
私は、まだそんな経験持っていないんです。
正直あなたの年齢の時に、生きているかも確実ではないし。
持つ者が、持たざる者に何を羨ましがる事があるんだろう?


子供の頃の気持ちを思い出していたら、中二病的な発言が続いてしまいました。


今、私は結婚して、子供が二人いて、下の子が10歳になって、ずいぶん子育てが落ち着きました。
とりあえず、任務は終了したんじゃないの? という気持ちが何処からともなく湧いてきています。

次はどんな経験を目指していけばいいのかな?
人生を戻ることより、先に進むことの方に興味があるかも…

ご覧いただきましてありがとうございます♪