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生の側と、死の側

死が怖い方?
結構いらっしゃるじゃないかと思います。

私の場合は「死に別れること」に漠然とした恐怖があります。
自分の死よりも、身近な他者の死です。

「世は無常である」

と日々言ってますが、他者の死を無常観の中で捉えると、

「その人がいる世界から、いない世界への変化」

とでも言えるでしょうか。

今までこのような解釈をしていたのですが、京都大学の広井良典先生が書かれた「死生観を問い直す」の中で、腑に落ちる解釈を教わったので紹介したいと思います。

それは「生の側」と「死の側」という認識です。

「愛する者を亡くした身にとって、自身もまた死にゆく存在であり、有限であることは救いである」

と先生はおっしゃっています。

自分の生が有限であるという認識は私の中で強くもっています。その認識と他者の死を重ねた時に腑に落ちました。

この考え方は、自分の死に恐怖を感じる人にとっても1つの救いになると思います。

一方、私が一番怖いのは無限だと思いました。
無限とか、人間が全てをコントロールできると思いこんでしまう感覚は怖いです。

あくまで認識の話ですが。

今日はこのへんで。

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