いつもより、という言葉が好き

「いつもより」ごはんを多く食べた
「いつもより」たくさん歩いた
「いつもより」疲れた
「いつもより」早く寝た

「いつもより」という言葉で
今まで生きてきたことを実感する。
「いつもより」と感じられるということは、
比べる「いつも」がたくさんあるということで、
その分生きてきたということだ。
積み重ねてきた人生も無駄ではなかったと思える。
過去が少し愛おしく思える。

私にとって自分の人生を肯定することはなかなか難しいことで
こういうちょっとした言葉に救われることがある。
「いつもよりうまくいったじゃん!」
と言われると、
「そうか、私も生きてたんだな」と思ってじーんと心が温かくなる。

「いつも」があるということはなんて幸せなことなんだろう。


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