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スノーボードスロープスタイルのプロのなり方を、現役プロスノーボーダーが解説!!プロになるためのレベルを公開!!

みなさんこんにちは。スノーボードスロープスタイル種目、プロスノーボーダーのHINATAです。

今回は、スノーボードのプロのなり方を解説していきます。

スノーボードのプロとは?

スノーボードのプロとは、JSBA(全日本スノーボード協会)が認める、公式に認められた人たちのことを指します。

どうやってプロのなる?

プロになる方法は2つあります。

1、 JSBA公認の地区大会に出場し、自分の地区の大会で全日本選手権に場可能な順位を獲得し、JSBA公認全日本スノーボード選手権に出場し、3位以内に入る方法。

2、 JSBA公認の地区大会にたくさん出場して、その中の順位が高い3大会のポイントの合計で8位以内に入る方法。 

 確実なのは2の方法です。全日本の大会の出場を決める地区大会は1つしか無いので、それに失敗してしまえばもうあとがありません。ですから、確実にプロを狙いに行くには2の方法を選ぶのが無難と言えます。

プロになる為にはどのくらいのスキルが必要?

 現在日本のプロスノーボード界は急激にレベルが上がっており、プロレベルの大会になると、ダブルコークを2本繋げて成功しないと予選を通過しないということもよくあります。
アマチュアの大会でもダブルコーク祭りです。(予選で)

では、どうやって勝ち上がればいいのでしょうか?

実際、ダブルコーク祭りと言ったからって、その人たちが全員決勝に上がるわけではありません。なぜならば、スロープスタイルは

全体の流れを評価される競技だから!

つまり、アマチュアの大会ではダブルコークを決められても、その前のセクションで完璧な演技をできる人は多く無いのです。

競技場のコースは一番メジャーなので3セクションです。キッカーに関しては必ずと言っていいほど2個になっています。

このうち2つの技の例を提示してみますので考えてみてください。

コースを レール → キッカー → キッカー とします。

技1 360out → Fs720 → Bs900

技2 360out → Fs720 → Bsダブルコーク1080  

※数字は回転数で度を表す。900なら900°で2回転半

2つの技を比較しますと、全体で180°しか変わりません。したがって、この二つの技の点数は評価上は僅差になります。しかし、900とダブルコーク1080は180°しか変わらないわりに、技術上は次元が違うくらい難しくなします。アマチュアの大会ですので、100発100中でダブルコークを決める人など(少なくとも僕はみたことない)中々いないでしょう。      

ですので、確実にプロになりたい方は

レールで270out、360out、もしくは270in が出来ること。

そして2連キッカーで、720ー900、もしくは900ー900を繋げられるようになることです。

ちなみに地区大会の予選通過ラインは、

270out →  720 → 720 です。

ここでもう一つ大切なことは。

原点対象は?

同じ技はNG ということ。
例えば、Bsスピンをした後に再びBsスピンをする。これは原点対象になります。

着地の板ずれや、手をつく動作は大きな減点対象。
手をつかなければ、大抵大丈夫。

以上の点を把握しておけば、大会で困ることはないでしょう。


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