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シンエヴァンゲリオン劇場版をみたけどわからなかったという人に!エヴァンゲリオンとはなんなのか解説!同時にエヴァンゲリオン序・破・Q劇場版をおさらい!

今日はシンエヴァンゲリオン劇場版を見る前に、もしくはシンエヴァを見に行ったけれども理解出来なかったという人の為に、エヴァンゲリオンとはどんな物語なのか、エヴァンゲリオン序・破・Q劇場版とシンエヴァンゲリオン劇場版がどう繋がっていくのかを解説していきましょう。

エヴァンゲリオンのあらすじ

時は太古の地球、大質量隕石が地球に衝突。隕石の中から卵が出てきて後の南極大陸に落下します。その卵は白き月と呼ばれ、中には生命体であるアダム(第1使徒)、ロンギヌスの槍、裏死海文書が入っていました。
アダムは十数体の使徒を生み出し、まさに使徒が活動しようとしていた時、大質量隕石が地球に衝突。その衝撃は凄まじく使徒は活動を停止してしまいます。これがファーストインパクトです。 
この大質量隕石の中にも卵があり、現在の箱根に落下します。中には生命体であるリリス(第2使徒)が入っていました。リリスは自身の体液であるL.C.L(生命のスープ)で世界を満たし、たくさんの生命を産み、進化と絶滅を繰り返し、現在生き残っていて最も繁栄している生命が人間です。

時は西暦19XX
SEELE(国連のようなもの)は裏死界文書を発掘。そこには、

アダムやロンギヌスの槍の運用方法
使徒に関する未来の予言

が記されており、近いうちに使徒が活動を開始してアダムと接触により、人類の滅亡(サードインパクト)が予言されていました。

西暦2000年 
SEELEは南極大陸でアダムと遭遇します。ここでアダムを卵の状態に戻し使徒から隠してしまおうと考えます。SELLEは南極に研究施設を設置。ロンギヌスの槍や人間の遺伝子を使い、卵に戻そうとした結果

西暦2000年9月13日
アダムが人の遺伝子と融合したことにより大爆発(セカンドインパクト)が発生。人類の半分が死んでしまいます。この時、アダムを胎児の状態まで戻すことができたので人類滅亡は避けられました。しかし、南極の大陸が全て解けたことにより海面が上昇。海沿いの街は全て水没してしまいます。その上、地軸が曲ってしまい、日本の季節が、春→夏→秋→冬 から 夏→夏→夏→夏 と、常夏状態になってしまいました。当然世界は大混乱。各地で戦争が起き、東京にも新型爆弾が投下され、壊滅。セカンドインパクトを起こしたアダムは、魂と肉体に分離。その後回収され、アダムの魂は人工の体に植え付けられ、渚カオルとして登場します。

ちょうどその頃SEELEは現在の箱根の地下で黒き月を発見。その中で、生命体のリリス(第2使徒)を発見します。そこで数年後に活動を始める使徒は、アダムと同じ存在であるリリスを察知し、箱根に攻めてくるのではないかと考え、箱根を要塞都市化し使徒を迎え撃つ計画を立案します。そして箱根に使徒迎撃専用要塞都市 第3新東京市が建設されます。その地下、ジオフロントには特務機関NERVの前身にあたる※ゲヒルン【(人工進化研究所)(後に解体されNERVとなる)】本部を建設。碇シンジの父親ゲンドウはゲヒルンの所長になり、いくつかの計画を立てます。その一つがアダム再生計画、通称「E計画」。使徒に対抗するため、アダムの体をコピーして先頭マシーンをつくるという計画です。このマシーンがエヴァンゲリオンになります。それと同時にもう一つ特別なエヴァンゲリオンを製造します。それがリリスの体をコピーしたエヴァンゲリオン初号機です。 

E計画担当の碇ユイ(碇シンジの母)は、自らエヴァ初号機に乗り込み実験に参加します。しかし実験は失敗し、初号機に取り残されてしまいます。救出計画を実行するも失敗。ユイの魂は、エヴァ初号機のなかに取り残されたままになってしまいます。

その後ゲンドウはある計画を立案します。アダムやリリス、ロンギヌスの槍を使ってサードインパクトを起こします。サードインパクトが発生すると、人間のATフィールド(心の壁)は失われL.C.Lに還元され、魂が分離します。その魂を一つにまとめて新たな生命体に進化させる計画、通称 人類補完計画です。SELLEはこれを承認。ゲンドウを責任者として人類補完計画を最終目標に位置付けます。

ここまでがエヴァンゲリオンの大まかなあらすじです。

エヴァンゲリオン 序 劇場版

主人公、碇シンジがある女性と待ち合わせをする場面から始まります。女性の名は葛木ミサト。彼女はセカンドインパクトの唯一の生存者で特務機関NERVに勤めています。ミサトはシンジの父親、碇ゲンドウにシンジをNERVに連れてくるように言われ待ち合わせをしていました。なぜゲンドウがシンジを呼んだのかというと、使徒を倒すためにエヴァンゲリオン初号機に乗ってもらう為でした。シンジは断ります。しかし、そこでシンジはエヴァンゲリオン最初のパイロットである綾波レイと出逢います。大怪我を負ったレイを見たシンジは初号機に乗ることを決意します。
最初の出撃ではエヴァを操ることが出来ず、死亡寸前のシンジでしたが、暴走した初号機によって使徒は沈黙。訳もわからず勝利をおさめました。

その後シンジは転校先の学校で、エヴァの騒ぎで妹が負傷したというクラスメイトに殴られ精神的にダメージを負ってしまいます。

その後、使徒との戦闘でシンジを殴ったクラスメイトがエヴァとの戦いに巻き込まれてしまいます。そこでエヴァに乗せられたクラスメイトはシンジの戦い振りに感激しシンジに自分を殴るように言い、シンジは思いっきり殴ります。これでクラスメイトとの仲は直ります。

次の戦闘でシンジは出撃後5秒ほどでやられてしまい、心的外傷となってしまい、エヴァに乗りたくなくなってしまいます。そこでミサトに説得され、なんとかシンジはもう1度エヴァに乗ることを約束してくれました。

作戦を知らされ、綾波レイとの2人のシーンでシンジはレイに
「今日死ぬかもしれないんだよ」
と言います。レイは
「いいえ、あなたは死なないわ。私が守るもの。さよなら。」 
と言います。シンジはこれを哀しく受け止めてしまい、戦いの後救出に向かい、無事だったことを知ると、
「別れ際にさよならなんて言うなよ」
と言い、泣いてしまいます。ここからシンジとレイの仲がよくなっていきます。

これがエヴァンゲリオン 序 劇場版 のあらすじです。

エヴァンゲリオン 破 劇場版

エヴァンゲリオン 破 ではエヴァンゲリオン 序 に出てこなっかた真希波マリが最初に登場します。彼女はエヴァンゲリオンパイロットですが、たくさんのエヴァンゲリヲンを操縦しています。ちなみにマリはゲンドウと同世代です。

その後すぐに使徒との戦闘シーンが始まります。その時シンジはゲンドウと一緒に母の墓参りに行っており、戦闘には参戦していません。誰が使徒を倒したかというと、今回初登場のユーロ空軍のエース、エヴァンゲリオン2号機パイロットの式波・アスカ・ラングレーです。式波はシンジを七光りで選ばれたパイロットだと非難。レイにおいてもエコひいきで選ばれたパイロットだと非難します。
そんな彼らに初めて3人で行う任務を任されます。空から飛来した使徒を手で受け止めるというものです。ここでも式波は唯我独尊で、自分一人で充分だと公言しますが、作戦の責任者ミサトに否定され不満を抱きます。しかし戦闘後、自分ひとりの力では勝てなかったことを受け入れ、その後の3人の仲は良い方向に向かいつつあるのでした。
しかしその後、2号機が封印されたことに式波は不満がつのりレイと喧嘩してしまいます。式波はその後、シンジともレイとも接触することなく3号機のテストパイロットとして任務を遂行します。しかしその途中事件に巻き込まれます。式波の乗る3号機が使徒化。シンジが乗る初号機の無人戦闘システム(ダミーシステム)によって鎮められますが、シンジは自分の手で式波を殺してしまったと思い、2度とエヴァに乗らないと言ってしまいます。

そんな中、またもや使徒が襲ってきます。
エヴァのパイロットがレイだけになってしまい、どうしようも無い状況に立たされている中、2号機が出撃します。2号機には真希波マリが乗っていました。実は彼女も式波と同じユーロ空軍のエヴァパイロットだったのです。侵略してくる使徒に対し、マリは応戦しますが、歯が立ちません。そこでレイも参戦します。レイはミサイルを手に特攻し自爆するつもりでした。しかし作戦は失敗に終わり、レイは使徒に取り込まれてしまいます。ちょうどその頃、レイが取り込まれるところを目にしたシンジはレイを救出することを決心し初号機に乗ります。

戦闘最中、初号機は活動限界を迎えます。しかし、使徒に負けそうになると初号機は暴走。取り込まれたレイを使徒のコアから救出します。しかし、レイを救出し初号機にレイを取り込んだことによってサードインパクトが起こり、世界は終わってしまう。そんな描写でエヴァンゲリオン破は終わります。

エヴァンゲリオン Q  劇場版

エヴァンゲリオン Q 劇場版は、エヴァンゲリオン 破 劇場版 から14年後の世界を舞台にした物語になっています。 

実は、破 でのサードインパクトは人の手によって最小限に抑えられ、人類滅亡は避けられたのです。これを人々はニアサードインパクト(以下ニアサーと呼称)と呼んでいます。シンジは宇宙空間で眠っていましたが14年振りに、地球に帰ることになります。シンジは自分が14年間眠っていたことも、ニアサーを起こしたことも知りません。シンジはミサトを見つけて問いただすも、ミサトはそっけない対応をします。そんな時、レイのエヴァンゲリオン、零号機がミサトの船に侵略してきます。なぜレイが襲ってくるかというと、ミサトの束ねる組織はNERVではなくNERV壊滅を目的に編成されれた組織、WILLE(悪い組織ではない)だったのです。シンジはレイを助けた自分を信じ、レイと一緒に父ゲンドウがいるNERVに行ってしまいます。

父ゲンドウは対面早々シンジに、時が来たら渚カオルとエヴァに乗れという任務をを任せます。それだけ言って去っていくゲンドウにシンジは待つように言いますが、ゲンドウは去っていきます。

シンジはその後レイを訪ね、
「あの時助けたよね」
と聞きます。しかしレイは、
「知らない」
と言い放ちます。
どういうことかというと、このレイは助けたレイでは無く別のレイということです。エヴァンゲリオン 破 でレイは、「ここでしか生きられない」
と言っていました。これはNERVで調整をしてもらわないと生きていけないという意味です。
この話から推測すると、救出されたレイはNERVでの調節なしに14年間も生き続けることは出来なかったのだと思われます。 
したがって今回のレイは3人目になります。それを知らないシンジはそっけない対応のレイに落ち込んでいました。

ある時シンジは渚カオルに誘われピアノの連弾に挑戦します。その時間はシンジにとって楽しいもので、嫌なことを忘れられる唯一の時間でした。

そんなシンジにゲンドウの部下である冬月が水を差します。冬月はシンジに自分の母のことと綾波レイのことを以下のように話します。

「シンジの母、碇ユイはZELLEの有能な科学者で冬月の教え子。ユイは初号機に取り込まれ、現在初号機の制御システムになっている。碇ユイの旧姓は綾波で、綾波レイは人工の体にユイの遺伝子を組み込んだ、クローン人間である。」

これを知ったシンジは深い心的外傷を負ってしまいます。そんな中、時がきてシンジとカオルはエヴァに乗るこことになりましたが、シンジはそれを激しく拒絶します。なんとかカオルはシンジを説得してエヴァに乗せます。エヴァに乗る目的は、ニアサーの爆心地に行き、希望の槍カシウスと絶望の槍ロンギヌスをリリスから抜き世界を救うことです。

出撃した2人を式波とマリが止めにかかるもシンジは槍を抜いてしまいます。しかし抜いた槍は2本ともロンギヌスの槍でカシウスの槍は無く、フォースインパクトが始まりそうになってしまいます。これはゲンドウの罠でした。フォースインパクトはカオルが死ぬことと、シンジが脱出することで止まりました。しかしシンジはカオルが目の前で爆死したことによって、過去1番の心的外傷を負ってしまいます。

その後、シンジは式波に無理矢理連れられ道を歩いて行きます。

この続きが シンエヴァンゲリオン 劇場版 になります。

最後に

エヴァンゲリオンの要領はつかめましたか?
エヴァンゲリオンは原作から26年かけて終わりへと導いた、壮大な物語です。26年経っても冷めない認知度はエヴァンゲリオンの壮大な世界観にあると思います。エヴァを知れば今後の自分の価値観が変わってくるかもしれません。

是非みなさんエヴァンゲリオンを知って楽しんで下さい。


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