131 / ブルーライト
ブルーライトというものを避けて避けて、避けまくって生活しておりました。「ブルーライトはメラトニンの生成を遅らせ、睡眠の妨げになる。寝る2時間前になったらスマホの画面を見つめないようにしよう」というようなことがいろんな本に書いてあったものですから、素直にそれを守ってきました。
そして、「朝起きたらすぐにスマホを触るのではなく、散歩に行きましょう。」というようなこともよく言われています。ぼくは人生をより良くしたいという熱意に満ちているし、生粋の健康オタクであります。
しかし、ここには書き切れないほどの「健康のための工夫」をやっているのに、メンタルはどんどんズタボロになってゆく日々。一方で、寝る直前までスマホを触って、スマホのアラームと共に目覚め、すぐにSNSをチェックするのが日課ですというような人が今日もビンビンに元気で生活をしています。
おいおい、何かがおかしい。話が違うじゃないか。
てな訳でブルーライトについて少し考えてみようと思い、サクッと調べてみたところ、とりあえず「ブルーライトにはいい影響もある」ということだけは間違いなさそうでした。
ようやく腑に落ちました。
小説家の村上春樹さんは、ご自身のエッセイで「朝起きたらコーヒーを淹れて、コンピュータを立ち上げる」と言っていました。コンピュータとはMacのことです。んでそこから3〜4時間集中して執筆をするらしいのですが、つまり起きてから4時間後にしか日光を浴びないということです。
ぼくが知っている経営者の方も、「朝起きたら3時間くらい作業してから外に出る」と言っていました。ぼくとしては、「起きてからすぐに日光に当たらないと、体内時計をリセットできないじゃないか」と思っていたのですが、いやはやこの経営者さんも、村上春樹さんも、ブルーライトを浴びることで体内時計をリセットしていたのですね。
これはおったまげた。スマホやパソコンは、まさに手元に置いておける太陽光発生器のようなものなのです。起床後すぐにスクリーンを見つめることで、外に出なくても体内時計をリセットし、気分を改善し、脳を目覚めさせることができる。
なんだかこうしてみるとメリットだらけですね。夜スクリーンを見つめなければ、かなりいい気がしてきました。ちょっとこれから数日、あえて朝目覚めたらすぐに明るさ最大のMacで作業をしてみたいと思います。どうなるかな。
程よく思考、そして試行。
ということでまた。
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