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The Songbardsのワンマンに行ったよ

初めての、生The Songbards。
そもそも音楽のライブ自体
2020.2.11@京セラドームのイエモンを最後に
足を運べなくなっていたから本当に久しぶり!

彼らの素敵な曲に巡り逢って以来、ライブに行きたい!と何度も思っていたけど
一番大きなきっかけになったのは

「太陽の憂鬱」の一節。

この部屋で見たものを確かめに出かけよう
緑の目 白い肌 世界から見たこの部屋の景色
このままじゃ根が生えて この心奪われて
枯れていく晴れた空 容赦無く僕を照らす君を目指せ


外出自粛期間、もともと引きこもりの私は随分と長い間、太陽の光も浴びずに毎日が過ぎるのをただ受け止めていた。大好きなアーティストのライブが中止になるのは悲しかったけど、それ以外何の不満もなく、むしろ快適で、自由に時間を使えることに幸福感すら感じていた。だけど。

そうか、確かめに出かけるんだ…
この部屋が楽しいし、好きな音楽や映画、ドラマはここで堪能できるけど、それを確かめに行くのってありだな…

新たな発見だった。
こんな考え方したことなかった。
自粛生活を満喫しながらも、
いつかThe Songbardsのライブに行く
ということが決定事項になった。

そして、2021.3.20。

『The Songbards ワンマンツアー’21
              ウグイス再訪』

たまらなかった…

The Songbards4人のハーモニーに、心をこれでもかと浄化された。
信じられないくらい透き通ったボーカルギターの歌声(個人的声の透明感ランキング、草野マサムネさんに並んだ…)にひったひたになり、ギターボーカルの優しくて懐かしさを運ぶような歌声、痺れるギターに惹きつけられ、体が、臓器が疼くような気持ちいいベースに酔いしれ、体を動かさずにはいられない力強くて脳が弾けるようなドラムに夢中になり、あっという間のひとときだった。

どうしても涙を堪えられなかった一節はこれ。

それは窓に射す光のように
隔てる心をやさしく溶かす
いつか帰るまで このひと時は
もう少しだけここにいさせて
もう少しだけここにいさせて

「それ」が何を指すのかわからないけど、
この日の私の「それ」は間違いなくあの時間そのものだったな〜。

観客各々が好きなようにリズムに乗って、揺れたり弾んだり、手を挙げたり、そんな景色が懐かしく、ライブハウスってこういう場所だったな〜と久々のドキドキ感を存分に味わいながら、全身全霊で音を楽しむのは至福だった。

この部屋で聴いていた曲たちは、ライブハウスでより一層の輝きを纏って鳴っていた。
ちゃんと確かめに出かけてよかった。

帰路、予定通りの電車に乗り遅れないようホームをダッシュしたせいで、せっかくの余韻がじわじわと噴き出る汗に姿を変えてしまったのもまた一興。(?)


The Songbardsさん
幸せな時間をありがとうございました!

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