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こんにちは。
社会福祉士、精神保健福祉士のぽこです。


◇雑談

火曜日あたりから頭痛がひどく、片頭痛かな?と思っていました。
しかし、昨晩悪寒で目が覚めて「これは片頭痛ではなく熱だ」と気がつきました。
振り返ってみると、今までの定時終わりライフから突然の毎日3時間残業ライフに変わり、食欲も睡眠時間も減っていました。
仕事をしている時間が増えたのに、家事や勉強、ジムでの運動などの量を一切減らさずにきたツケが来たのだと思います。
改めて、自分の限界を受け入れる勇気を持ちたいと思った今日この頃です。

◇それが本音かわからない

さて、そんな今日のテーマは「相手が言ったことを鵜呑みにしてはならない」というお話です。
前に勤めていた相談支援事業所に、とあるクライエントとの関わりを逐語録にして残している相談員がいました。
(逐語録・・・喋った会話を全てそのままの言葉で記録に残すこと)
(例:相談員「今日はわざわざ来てくれてありがとうございます」クライエント「・・・はい」)

逐語録に残しているのには、こんな理由があるそう。

そのクライエントには、相談員が話した内容を細かく覚えるという特性があった。
その会話の中で、細かいポイントを理由に「言った」「言っていない」のやり取りになる。
そのトラブルを防ぐためにそのような対策を取っている。

そのような背景があり、トラブルを防ぐために細かくその言葉をそのまま記録に残していたようです。
その対応を見ていて、私は「その人が言ったからその人の本音であるとは限らないのではないか?」と感じました。

・相手の言語化力を見極める

もちろん、「言った」「言っていない」のトラブルを防ぐという目的においては、この方法は有効だと思います。
しかしながら、逐語録を頼りにしすぎることで、その「言った」言葉をそのまま解釈してしまうのではないかと思うのです。
発達や精神に障がいをお持ちのクライエントの中には、自分の気持ちを綺麗に言語化するのが難しい人が多くいます。
その人が言った言葉が、その人が”訴えたいこと”をそのまま表しているとは限らないのです。
逐語録の中のとある一言が、別の場面で使われる同じ言葉と同じ意味を持つとは限りません。
「それでいいです」という一言にも、諦めの意味を込めた「それで、いい」なのか、それとも納得した上での「それでいい」なのか。
そういった細かいニュアンスを汲み取るのに、目の前の”言葉”そのものに気を取られすぎて、逐語録が邪魔をしてしまいます。

・相手の言葉に気遣う

これは日常生活にも同じことが言えます。
家族や友人、パートナーの一言がどんな意味を持つのか。
それを考えたコミュニケーションと、そうでないものでは受け取り方が全く異なります。
ましてや、「相手が良いって言ったから良いんだ!」という安直な捉え方は、相手との距離を広げてしまいます。
今回は良いと言ってくれたけど、表情が少し暗かったな・・・
本当は嫌だったかな・・・
と気遣うこと。
面倒に思えるかもしれませんが、相手から出たその言葉に対して「どういう意味だったのかな?」と考えてコミュニケーションをすると、相手の気持ちに少しずつ近づくことができます。

ただ、大切なのは、その気遣いをする相手を選ぶこと。
全員に同じように「本当かな?」なんて考えていたら、疲れてしまいます。
あくまでも、心を通わせたい大切な人にだけ、気遣いをしてみたら良いと思います。

では、今日も心地よく過ごしましょう💐
また記事を読みに来てくれると嬉しいです。

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