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Episode#2 「変わりたい。でも弱い自分が変わってしまえば、それはもう私じゃないのかもしれない。」って思った話。


ゼミの卒論進捗状況報告を終えて、同期と後輩と飲んで、最近のことを振り返りながら帰路に就く。
ここ最近は発表やらイベントやらが盛り沢山で、充実した日々を送っていたわけだが…睡眠を削って楽しんでしまっていたので、帰り道は(眠すぎて)意識が飛んだ。
睡眠時間確保って大事だ。


ゼミ発表後の飲み会では、久しぶりにそれぞれの恋愛事情について熱く語った。
なんだこれは。
青春だ。
その中で、結婚する上で何を相手に求めるかの議論になり


「俺(私)と結婚するとしてなおした方がいいところってどこ?」という話に。

(ゼミの仲間とは本当にたくさんの時間を過ごしていて、いいところもたくさん知っているが、なかなか本人にぶつける機会もなく、もちろん不満もたくさん溜まっていた。)

なので私はSくんに対して、「“いろんな人にいい顔をしすぎるところ“がどうしても納得いかない、嫌だ!」という申し出をした。

身近な人に対する感謝の気持ちたりてなくない?
なんで初めて知り合った人、関わりが薄い人には感謝して、
(ご機嫌取りみたいに)手伝ったりするの?と不満が大炸裂。

するとSくんは「いや、でも、それが俺だから。それを変えちゃったら俺じゃ無くなるからな〜」と言った。



え、、、、、??わかる!!!!!!!!!!

確かに、Sくんの周りへの気遣いや、場を盛り上げる能力も、トークスキルも、持ちネタの多さも。それ故のいいところがSくんにはいっぱいある。



そして、私も最近そう感じることがあったのだ。

私は普段はよく話すキャラで、
周りからは「コミュ力高い!」と言われることが多い。
でも、本当の意味での“コミュニケーション力”は低いと思っている。

自分がじっくり考えたことや、その場で反論したいなと思ったことは大体話せない。(その場の流れとは違う意見を持っている時に)自分の意見をいうことが苦手なのだ。

長いものに巻かれたがってしまう。

大事なところで自分を出せない。
せっかく出してくれた人の意見を拾わなくちゃ、自分の意見を言って否定されたらどうしよう、間違っていたらどうしようの気持ちでいっぱいだのだ。

コミュニケーションとは意思疎通をはかることであり、
これは、必ずうまくいくことではない。
だからこの上手くいかないことを理解したうえで、試行錯誤しなくてはいけない。

私はそれから逃げている。


この自分の性質のせいで何度も泣いた。
思ったことが伝わらず、言いたいことも言えず、泣かずとも我慢することが多かった。

でも、だからこそ、その場にいた人たちが穏やかな空気で過ごせたこともある。
私が意見を言わなかったからこそ、他の人が意見をいう機会になった。
私が思ったことを言わなかったから、喧嘩にならなかった。

だからこれでよかったのか。と思うことが何度もあった。

最近、別の場で「思ったこと言えるようにならないといけないね。」と言われた。
その時にSくんと同じように、
「でもこれが“私“で、自分が我慢して場を回すことで何度もうまくことが進んだ。思ったことを言えるようになってしまったら、私が今まで過ごしてきた快適な環境がなくなってしまうのでは?この私を好きだと言ってくれている友達は離れてしまうのでは?」
と不安に思った。


まだこの件について自分の中で答えは出ていない。
意見を言えるようになった方がいいし、
嫌なことは嫌と言える方がいい。
ちゃんとコミュニケーションできるようになった方がいい。

きっと私が意見をいうようになったって、それ以外のいいところを知ってくれている友人たちは離れていくことはないだろう。

でも、なんか。怖い。
今の自分から、変わるのは怖い。
でもこの変化を楽しまないと。とは言っても、怖い。

でもこの絵を思い出した。

「若い自分は今の自分の中に生きている」

そっか。どんな私でも。私は私か。
言いたいことがあったら言えばいいか。
言ってどうにかなってしまったら、またその時に後悔しよう。
その時に考えよう。

人を傷つけたくはない。
でも自分も傷つけたくない。

数年後の自分が、今の私も、数年後の私も。
自分自身を好きでいられますように。

…なんて書いていたら母から
「いくら若くても、ちゃんと寝ないと体に身体にこたえるよ」と言われてしまった。寝なきゃ。

P.S. 夜中にかいたものは日中に読み直してからポストしないとね。

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