ターンオーバー

こんにちは、AquaAgeの狩野です。
今回はターンオーバーについてお話をします。
ターンオーバーとは肌の生まれ変わり（肌の新陳代謝）のことを言います。
表皮の基底層にある基底細胞から新しい細胞が生まれ、新しい細胞に下から押し上げられながら成長し、角質層で垢となって剥がれ落ちる成長過程のことをいいます。
ターンオーバーは若くて健康的な肌だと約28～30日程度で1周しますが、年齢と共に代謝が遅くなると、新しい細胞を生み出す力も弱くなりターンオーバーの速度も徐々に遅くなってしまいます。

ターンオーバーの速度は規則正しいサイクルが大切
ターンオーバーの速度が正しいサイクルだと、肌の機能として、うるおいを保ち、ホコリや紫外線などの外的刺激にも強くなります。見た目としても、キメが細かく、シミ、シワ、たるみ、くすみのない健やかで透明感のある美しい肌になります。

～　ターンオーバーが遅いと…　～
年齢を重ねると代謝が落ちてしまい、基底細胞が新しい細胞を生み出す力が弱くなることでターンオーバーの速度が遅くなります。
その速度は年齢×1.5倍の日数のサイクルがかかるとも言われています。
（例えば、40歳だと60日、2か月もかかります。）
ターンオーバーが遅いと、垢となって剥がれ落ちるはずの角質層が剥がれ落ちずに肌表面に留まることで厚みが増してしまいます。
そうなってしまうと、本来の肌の機能が低下してしまい。ホコリや紫外線などの外的刺激に弱くなります。
角質層の厚みがある肌は、毛穴つまりが起こりやすくなるので吹き出物（ニキビ）になりやすかったり、シミやくすみが現れ透明感がなくなったり、シワやたるみにもなってしまいます。
ターンオーバーの遅い肌を、身近なものに例えると、クリアファイルを10枚くらい重ねた時に濁りのある色に見える状態。というとイメージしやすいでしょうか。

～　ターンオーバーが早いと…　～
では、ターンオーバーは早ければ早い方がいいのか？というとそうではありません。本来成熟した細胞が角質層の役割を担うはずが、ターンオーバーが早いと未熟な細胞が角質層の役割を担うことになります。
未熟な細胞が担ってしまった角質層は、ホコリや紫外線などの外的刺激に弱くなり、肌が乾燥して粉をふいてしまったり、ピリピリと痛みやかゆみを感じてしまったり、敏感な肌状態になります。見た目としても、キメがないことでビニールのようなテカテカした質感だったり、肌に赤みが出たりします。

正しいターンオーバーのサイクルにするには
・代謝を高める。…ターンオーバーで健康な肌を作るために大切です。
・過度なスキンケアはしない。…ピーリング作用が強いものを頻繁に使ったり、スキンケア好きが高じている方に最も多いです。
・ストレスを上手に発散する…ストレスがないという方はいないので発散の方法を自分で見つけましょう。
・睡眠を十分に取る。…肌のためには質の良い睡眠を確保することは重要です。

シミやシワといった悩みにフォーカスした魅力的なスキンケアがとても多いです。
ただ、もしそれらを使っても「なんだかしっくりこないわ」という方はぜひ肌全体的な代謝を高めること、ターンオーバーを正しいサイクルにできるようなスキンケアを取り入れると良いかもしれません。

まとめ
・ターンオーバーは肌の新陳代謝。
・ターンオーバーの速度は、遅くても早くても肌には良くない。
・スキンケアはほどほどに、ストレス発散、睡眠にも気をつける。