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大人の人生観・恋愛観・結婚感

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若い頃には感じなかった人生観や価値観などを語ったもの。
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#人生

その不安は雨と同じなのだろうか

電車を遅延させるほどの大雨だった。各地で大雨警報や土砂災害警戒情報が出ていた中、実際に被害が出た地域がありこれ以上広がらなければいいと願うだけである。自然の力は想像以上に強くそれに逆らうには人の力ではどうしようもない。 そんな雨の日に恋人に会いに行った。会うのは久しぶりだった。久しぶりといっても短い時間では頻繁に会っていたし、電話で話すこともあった。LINEでは朝「おはよう」とお互い声をかけ、夜は日々交換日記をしている。そういう意味では久しぶりではないが、二人で丸一日を一緒

二十歳の私と二十歳のあなたへ #聞いてよ20歳

出産予定日よりも約1週間ほど早く陣痛が起き慌てて病院に行ったものの痛みが止まってしまい、その後促進剤の点滴により急激な陣痛の苦しみとともに生まれてきた息子。その後も病院の大部屋で約1週間ほど過ごすものの。あまりにも夜に泣くので、いつもミルクを作ったりする部屋で夜を過ごすことが多かった。 そんな息子も二十歳になりお腹が空いたと泣くこともないし、今や私に甘えることもなく、いや学費の面では相当甘えているだろうと言いたいが、すっかり大きくなりあの頃のもちもちした肌にはすね毛まで生え

歳を重ねること

40歳を境にして物の考え方や価値観などが大きく変わった。色々なことの区切りとなる年齢なのだと思う。それは責任かもしれないし、ひと段落したという安堵もあるかもしれない。もしかすると諦めというのもあるかもしれない。たぶんそれらが複合しているのだろう。 そして肉体的にも変化があった。あのころと同じものを食べ同じくらい動いたとしても代謝がよくない。いくら表面を磨いたとしても若い肉体を維持するのは相当の努力が必要で、それなのに疲れやすかったりもする。人間ドックの結果を見るのが怖くなる

別れるも別れないも

ある人のnoteを読んで書かずにいられなかった。先が見えない、いや見えているからこその不安や葛藤ははかりきれないものということ。これは誰も理解することはできず、それぞれの異なる人生の中でどんなにつらくても選択するのは自身だから。 私は、ただ抱きしめたい。 ****** 人生色々な出会いがあり色々な別れがある。一言でいうととても簡単だけれど、実際はそれほど簡単ではない。 別れどんなに美しく彩ったとしても必ず誰かの心に傷をつけるもの。そもそも美しく彩ろうなんてことがおかし

幸せを考えるとき #幸せをテーマに書いてみよう

幸せかどうか問われたら、私はなんと答えるのだろう。 不安や不満は日常にある。このまま夜は明けないのではないかと思ってしまう夜だってある。切なくて泣くこともある。この先のことだって心配だし、現状に満足しているのかといえばそういうわけでもない。 けれどそんな今の私のことは好きだったりする。 それは幸せということなのだろうか。 ◇◇◇ 「幸せ」とは何かということをを考えてしまう時は、現状に満足していないときではないかと思う。満足していたら「幸せ」という一生答えの出ないこと

#わたしをかたちづくったもの 歪んだ愛

平坦な人生では無かったと思う。今の私があるのは一つ一つの出来事や人との出会い。そんな積み重ねだと思う。 大学を卒業し就職してそして結婚し子供が生まれるまでは、全く不満が無かったわけではないが苦労することが少なかったと思う。大学入学も付属高校だったためそれほど受験勉強することもなかったし、就職活動をしていたときはバブル期だったこともあり一部上場企業に入社し。第一希望としていた部署に配属され、それなりに恋愛をし、そして結婚した。 けれど、その結婚生活は約10年で破綻した。その

私は生まれてからずっと私と付き合っているけれど

ここのところ先のことを考えなくなったような気がする。というより今日一日をなんとか乗り切っている。 明日のことまで考えることができない。 もしかすると、未来のことに目をつぶっているだけかもしれない。 自分と向き合う そんな言葉をよく聞く。けれど本当に向き合うってどういうことなんだろう。私自身を知るということなのか。生まれてからずっと私と付き合っているけれど、私は自身を知らないというのだろうか。 誰よりも一番長くつきあっているのだ。 知らないはずがない。 でも、知らな

下書きばかりの人生も悪くない

noteの下書きを確認したら45個ほどあった。 完成しているものもあったし、途中まで書いてあるのもある。中にはタイトルだけものもある。 以前はエディタで下書きすることが多かったが、最近はnoteに直接書くスタイルに変更した。noteでどう表示されるのかを見ながら書きたいからである。 書きたいと思ったことはまずタイトルだけ書いて下書き保存する。すぐに続きを書くこともあるが、書けないこともある。 そう思っている内に下書きが溜まるのである。 私の人生も下書きと一緒かもしれ