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憧れを超えた侍たち 世界一への記録

侍JAPANの完全密着ドキュメンタリー映画を観てきました。

WBCは予選から全てTVで観ていました。
最初から最後まで「感動」の一言!
とても素晴らしい試合だったので
日本が優勝した時には
「映画になればいいのに!」と思いました。
それが、映画になったと聞いたので、とても嬉しかったです。

もしも「観たいなぁ」と思われるかたがいらしたら
2023年6月29日㈭まで上映期間が延長になりましたので
ぜひ観てみてください。

ここから先は、ちょっぴりネタバレのお話になってしまうかもしれません。


映画館には、普段わたしが観に行く映画作品の時とは違う雰囲気があって
球団のユニフォーム姿の子どもたちがいたり
ポップコーンがあちこちに散乱していたり
全体的にワクワク感に溢れていて、野球場のノリが感じられました。

映画は、WBC開幕の何か月も前からスタートするドキュメンタリーで
クライマックスの決勝戦まで、名シーンを再び観ることもでき
感動の色彩をもう一度塗り直すような
新たな喜びがありました。

そして、わたしたちが観ていた球場の内側では
何が起きていたのかもカメラは追い続けていました。

選手も監督もカッコいいし
コーチ陣も、めちゃくちゃカッコいい!
超一流のかたたちのチームプレーというのは美しいと感じました。

わたしは知らなかったのですが
「侍JAPANにはキャプテンを置かない」と栗山監督は最初に決めていて
選手全員に「俺がこのチームを引っ張っていくんだ」という意識を持ってほしい。
という気持ちを伝えていました。

また、大切なことは魂に語りかけるということで
可能な限り、自分が選手の元に出向いて
自分の想いや考え、希望を伝えるという姿は
シンプルに人として、尊敬の一語に尽きました。


個人的にはわたしは吉田選手が大好きです。
吉田選手がMVPだと思っているくらいです。
確実に試合の流れを「勝ち」に転換していくような役割を果たしたのではないかと思います。

ヌートバー選手、近藤選手はどんな局面でも必ず塁に出て
4番打者に名シーンを準備しますし
源田選手も、天才的なプレーで、最高に男気ありました。
村上選手には、必ず見せ場が巡ってきて
「このひとは、ほんとうに神様に愛された天才なんだな」
と思いました。
感動、感動の嵐です。


テレビで試合を観ていると、大谷選手やダルビッシュ選手を筆頭に
天才の超人的なプレイが華やかで
凡人には計り知れない強いメンタルと鍛え上げられた身体。
「神様の最高傑作!」という印象が強かったのですが
ドキュメンタリー映画を観終わった時には
また違う角度から、人間らしい選手たちを感じることができて
「ああ、これを知った上で、また試合を1回の表からじっくり観たいな」
「ダイジェストじゃなくて、ぜんぶノーカットで観たいな」
と思いました。


強く光輝くためには
濃い影の部分も必要で
神様はそのどちらをも人に与えるのだと思います。

怪我で出場を辞退した選手にも、次がある。
今回のWBCが頂点ではなく
未来には、もっと輝ける高い頂がある。
それを子どもたちに継承していくという選手たちの
自己中心的ではない姿勢も素敵でした。


わたしとはかけ離れた世界の話だけれど
わたし自身も、置かれた状況の中で
どんな役割を担っているのか
何を頑張っていくのか
どこを目標にしていくのか
どんな目的で動くのか
今一度、考えるきっかけとなった映画でした。




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