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ネルドリップ

珈琲が好きで、朝食の時間と3時の1日2回
熱い珈琲を飲んでいる。
気持ちのスイッチが入り安らぎも感じる。
熱い珈琲は美味しいので、1日2回、とても楽しみな時間。

職場でも、なるべく3時に珈琲タイムを取るようにしている。

先日、わたしが控室で珈琲を淹れている所に、上司が入って来た。

「珈琲、好きなの?」
と訊かれたので
「はい!Nさんも珈琲はお好きですか?」
と言うと
意外な答えが戻って来た。

Nさんは、職場ではインスタントコーヒーを飲むことが多い。
だから、それほど珈琲にこだわりはないのかな?と感じていた。
実は反対に珈琲好きのかただった。

自宅ではネルドリップで珈琲を淹れて楽しんでいる。
もちろん、珈琲豆は、飲むたびに挽いている。
その珈琲豆は
契約しているブラジルの農家から送られてくる。
焙煎もブレンドも、お任せしているという話である。

「ほんとうに珈琲が好きなかたの飲み方ですね!わたしなんて全然ダメです。近所のスーパーで挽いてある豆を選んで買ってきてペーパーフィルターで淹れてます…」
Nさんは笑って
「豆は都度挽いた方が美味しいよ」

短い時間だが、上司と珈琲について話をして
「フィルターを紙からネルに変えるだけでも随分違うよ」と勧められた。

ふーん。そうなのか!
でもすぐに試すにはちょっと躊躇いがある。
道具には費用もかかるし…

ネルにする→コーヒーミルで豆を挽く→鉄瓶で湯を沸かす

の順番で、ゆっくりと進化していくことにしよう。

ということで
さっそく一昨日、ネルで珈琲を淹れてみた。

淹れている時から、しっかりとドームのように粉が膨らんで感動。
香りを逃さず、雑味なく
簡単に美味しく珈琲を淹れることができた。

ネルは1回づつ水洗いしたり、冷蔵庫で保管したりと
使い捨ての紙フィルターにはない手入れが必要なので
その行為だけでも豊かな気持ちになれる。

自分が優雅な生活をしているかのような気分になる。
これはどうしたことなのだろうか?
生活は何も変わっていないのに。

いや、「何も変わっていない」わけではない。

ガラッと大きく変化したわけではないけど
一日2回の珈琲タイムが豊かな時間になるということは
微かでもわたしには影響がありそうだ。
なにしろ、一日2回の習慣なのだから。

まだ紙のフィルターの在庫もあるので
今後は臨機応変に使っていくことにした。
ネルを洗うのがめんどうだと思ったら紙で、
という感じで、今後も珈琲タイムを楽しんでいこうと思う。

教えてくださった上司のかたには
お礼の気持ちで
千葉の「ピーナッツ最中」を買ってきた。
落花生の形をした可愛いお菓子である。

珈琲好きの上司に、ピーナッツ最中のプレゼント。
わたしの味覚センス、こんなレベルですけど、なにか? ^^;




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