見出し画像

体の叡智。体は最善を知っている。

体の叡智。自然の叡智に委ねる。自然は最善を知っている。自然が起こす奇跡…と聞くと、なんとなくそんな気はするけれど…でも…一種、わかる人だけがわかる世界。信じたものだけが見れる世界。特別な感覚。もしくは、あやしいかんじ。論拠のないファンタジーな足元の危ういdreamerな響きにも感じる。

私自身、とても警戒心の強い疑い深いタチなので、そんなことがありそうな予感をもちつつもどこか空をきっている感が否めない。憧れと胡散臭さでとても葛藤を感じざるを得ない言葉でした。

が、これ、体をよくよく知っていくと、『当たり前』のことでした。

体の叡智は『至極当たり前』なこと。

体の叡智や体がその人の最善を知っていること。実は、少し詳しく神経システムを見るだけでわかる。

例えば、ベンを取るとき、日常的に意識できているのは、最初の初動の「ペンを取ろう」というところだけ。そのあとは、ペンの重さが予測され、腕を伸ばす距離が予測され、持った時の体にかかる重さが予測され、腕を伸ばしても体が崩れない姿勢が予測され…果てしなーく様々なことが瞬時に予測され、トライandエラーを繰り返しつつ自動調整している。意識できない神経回路が高速微細に働いている。しかも、瞬時に全身の細胞レベルで。しかも、何万というパターンが準備されているすごいシステム。神業。超スーパーコンピューター。それが働いて、問題なくペンを取れた。ということになる。そこがうまく働かないと…ペンまでの軌道はぐちゃぐちゃになり、手は上下左右に大きく動揺し、ペンまでたどり着くことさえできない。普段の何気ない動作一つが、感知できないおびただしいかずのシステムに支えられている。歩くこと。踏み出す一歩は意識しているけど、そのあとは、自動システム。何気に歩いているけれど、「歩くこと」それが、どれだけすごいのかということがわかってくる。

果てしなく続く恩恵に支えられている。

その予測システムの大元はどこなのか?今までの似た体験での体に刻まれた記憶。じゃあ、それがない生まれたての時はどうなのか?初めて寝返りする時は?と辿っていくと、受精卵そのものが体がそのシステムを持っていた。生まれる時から体は順調に動けるようなシステムを持っている。そういうものなんです。と納得せざるを得ない。じゃあ、その受精卵は?というとお父さんお母さんの同じような遡りがあり、じいちゃんばーちゃんの同じような遡りがあり、ひーじいちゃんひいばーしゃんの同じような遡りがあり…アウストラロピテクスになり…猿になり…ワニになり…恐竜になり…無生物から有機物が生まれた瞬間になり…無機物が生まれた瞬間になり…宇宙が生まれた瞬間になる。全ての人の中には何億年の叡智が込められている。すごい。

どうして叡智を感知できないのか?

叡智はある。そこに大まかな理論なりで近づけた。でも、なんか、実感できないし…そうだとわかったからって、それが何?ということになりかねない。

何故なのか?

意識できるところだけが、自分の世界になりがちだから。意識できないところ認識できないところは無いことになりかねません。知性が認識できるのは、自分の体一つをとってもほんの氷山の一角にすぎません。ここがちょっと危険な罠で…知性は意識下の働きで支えられていることを知らず、暴君的な王様になりがちなところでもあります。そして!それを知らず、自分でどうにかしなきゃという知性の焦りや頑張りで自然の働きを結果的に無視してしまい頑張っているのに何故かうまく行かない。そんなことも起こりがちです。

無意識の自然の働きで行われている。

画像1

まずは、無意識の働きがある。に思いを馳せてみる。ところから。

当たり前に、こうして今ここに息をして座れているのは、無意識の自然の働きが絶対的にある。ということ。歩いている時、そのほとんどが体の叡智で行わられてあるということ。自分の中に人類の歴史があるということ。

そんな可能性に思いを馳せてみる。

そして、それがあると受け入れてみる。

そこから、あなたの無意識との交流は始まります。そして、話をするようになり、仲良くなり…そしたら、よりあなたを助けてくれる存在になってくれることでしょう。体っておもしろい^_^

より、あなたの健やかさと可能性が開かれますよう。

画像2

https://hinatsusession.amebaownd.com/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?