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 お盆真っただ中に早起きして出かけてみて、感じること3つ

 生まれて初めてじゃないかなあ・・・お盆休みと言われるこの期間がお休みなのは。お盆休みの時に手術を受けたいという人もたくさんいるから、病院はお休みにならない。上司は「生き仏と死に仏の面倒を見るから・・」と仰ってお盆時期にお休みを取られていた。それ以外ではお正月以外でお休みされることは皆無。だから部下の私は休まないのが当たり前だった。かわいそう!って言ってくれる人もいたけれど、それがおかしいとかそんな感覚はいまでもない。そういう時代だった。

 何故またこの時期に、旅をしてみようと思い立ったのか。
 ちょうどその時、なぜかバンコク行きだけファーストクラスに対してキャンペーン運賃を販売していた。航空券の高騰を感じていたので、一体おいくら?という興味本位で見てみたこのお盆の日程。1回乗ってみるかあ・・・くらいの感覚(←エコノミーでも乗れる自信をつけている今、完全にオーバースペック!今なら決して選ばないわよ!)だった。とにかく自信がなくて、でも危機感はあって、自分は変わらなければならないという潜在意識はいつになくあったと思う。

 両親にもし言ったら、めっちゃ怒るやろうなあ・・・
 オランダから帰ったばかりで、また行くの?きっとそう言う。
 とにかく無茶をして、ゴム紐引っ張って、何かを変えたいとそう思っていた。切符を確保したころ、本当に自信がなくて、オランダに行くのも、ビジネスクラス、その直後の出発もファーストクラスならどないかなるやろという意識があった。我に返って見れば、思えば途方もない無駄遣いですよね。

 前置きはこのくらいにして・・・
 今感じていること3つ。

1.みんなが休むこのシーズン、特に国際線はハレ旅のワクワクを感じる。
  お子様がたくさんいて、お母様もウキウキしている。
  自分は本当に気が回らず、周りが見えないという指摘を受ける人。子供の頃から、自分では理由がわからずいじめられたこともある。
  普段と違って、飛行機になれない人がたくさんいる。
  通路をふさいでいることに気付かない人、エスカレーターの不文律で、片側は空けて乗るものだけれど、そんな余裕がない訳。自分のお荷物をコントロールできずうまく止まる方の列に入れず、後ろに行列ができてしまう。
  わー、やっちゃっている・・と思った。
  自分はさすがに、飛行機やエスカレーターでやっちゃうことはないのだけれど、きっと私を見てイライラした人たちって、こんな感じだったんだろうなあ・・・なんて今更思った。
  おば様オジサマは、とにかく必死だもの。周りが見えなくて当たり前。
  目の前のハレ旅のワクワクでいっぱい。
 
2.舞い上がっている大人のそばで、賢い子供
  私もいつも周りに助けられている。
  私が道をふさいでいると、そこダメだよ!って言ってくれる友人たち。子供さんがお母様に指摘したりして。お母様は「何言ってるのよ!」って逆切れされているけれど、子供さんは慣れっこなのかスルー。そうなんだよねえ・・・逆切れできる人ってうらやましいわあー。逆切れしてる方が本当は???なのだけれど、その勢いでみんな黙ってそれが通ってしまう。世の中道理で済まないことの方が多いから。でも、私は、ちゃんとした人を見つけたらその人たちを大事にしようと思う。

3.旅のスタイルはいろいろでいい
  昔は、ひとりで海外に出るって、あまりいい感じとは思わなかった。危ないところに一人で行く意味ある?とか、一人で楽しむって自分勝手じゃない?とか。
  今、ここラウンジで皆さんの様子を見ていると、ひとりで移動している人が約半数。二人連れでも二人ともスマホに夢中だったりして・・それなら一人も同じ。まあ、現地で一緒に行動し、継がず離れずと言うのもいいのかもしれない。
  家族での思い出作りも本当に重要。でもね、それだって、なくったっていい。何でも、そうでなくっちゃっていうことは何もない。
  旅行も、特別じゃないひとたちもたくさんいて、様々なところに移動しながらお仕事をしている人だっている。
  どうしたって日本人は農耕民族。みんなで協力して・・・と言うのが大好き。だから輪を乱す人がいると辛い。
  世界中で狩猟民族出身の大企業が跋扈している中、いろいろな形をマルっと受け入れるような、そんなのがあってもいい。

もちろん、大好きな祖父母を思い出して手を合わせるのを忘れずに。だってお盆だから。

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