2023-06-29

 自分には、良くも悪くも他者の言葉を真に受ける傾向がある。ある人の一言にたいして数日考え込む。それは本当に正しいか、自分はどうすべきか・・・。口に出したり文章にしたりすることなく溜まっていき、どこかでそれが爆発する。それの繰り返し。正解をすぐに求めようとする悪癖を、この間の講演会の質疑応答で自覚した。とりあえず今は答えが出ない状況を楽しむほかないのだ。「楽しければそれでいいじゃん」と断言した知り合いの副手の顔が思い浮かぶ。確かその話をする直前にストーリーでバッティングセンターに行った時の動画あげてたな。楽しそうだったな・・・。

 先日、父方の祖父に会いに行った。お盆でもない時期の急な帰省。567が原因で数年ぶりの対面再会。最後に話したのは、時期は思い出せない。が電話で会話をした。あまりにも内容が暗いのでここには書けない。久々に対面した祖父は会話ができない状況だった。意識はあるので近況やらこれからの予定やらを話した。声を上げたり瞬きしたり、反応はもらえた。涙ぐんでもいた。祖父のことを思い出すと自分が水中にいる妄想が浮かぶ。プールみたく、ぬるい水の中。外から声は聞こえるが自分は声を出せない。そんな状況に祖父はいるのだろうか。もちろんこれは比喩で、実際はもっと苦しいのだろうけど。

それだけ。