ANAインターコンチネンタル宿泊

こんにちは。ゴールデンウィークはどうお過ごしでしたでしょうか。私はこの状況もありますので例年よりも静かな時間を過ごしました。覚えている限りでは、去年は母の実家の函館へ行き、一昨年はディズニーシーへ行き、その前の年はまだ留学中でスウェーデンにいて、その前の年はディズニーランドへ行って、と、毎年一日かそれ以上かけてのビッグイベントがありました。

しかしながら今年は帰省や一日でへとへとになるくらいの体力消耗系ビッグイベントはなかったのですが、割と独特に休暇を楽しんだ感じでした。概要としては、1泊2日で都内のホテルに宿泊したのと、イケア港北へ行ったことです。今日はまずそのホテル滞在のことを書こうと思います。

ホテルは溜池山王駅近くにありますANAインターコンチネンタルです。泊まるのは3回目なのですが、朝食バイキングとホテルに入った際にすぐに香ってくる独特な良い匂いが気に入って、何度でも泊まりたいホテルです。お友達がコンシェルジュとして勤めていますので、彼に時々会いに行けるのも一つの楽しみです。

今回泊まることにした経緯としては、私の彼のこのホテルのグループのポイントが溜まっていましたし、日本に去年の7月に来たばかりで色々なホテルを冒険したいという彼の希望もありまして、丁度良かったことです。

入ってびっくりしたのはわりと人がいたことです。到着したのはお昼だったのですが、現在ランチブッフェはやっていないので、皆さん宿泊客でしょう。ダイニングスペースでは、満席まではいきませんが、結構な人数が入っていた印象があります。

お部屋は28階でした。最後に宿泊しましたのは1月だったので、4か月ぶりです。お部屋がほぼ同じ間取りでしたので、あれからもう4か月も経つのかあ、という懐かしい思いとか、あの時はまだ新型ウイルスが中国で発見されたとちょうどホテルのニュースで見た頃だったので、あの時は平和だったなあとか、そういった交じり合った気持ちでした。

窓から高層ビルの最上階に設置してある庭や、そこで遊んでいる親子の様子や、目立つ国会の建物、更に東京ドームのジェットコースターまでよく見えました。

その日の起床が10時で、ブランチを取っていた1ので、チェックインした3時ごろはお昼のお腹が空いてきた頃でした。そのため、ホテルのルームサービスでスパゲッティボロネーゼを頼みました。サンドイッチ、ステーキ、豊富な種類のアルコール、など様々な種類がありました。満腹になってそのままショートナップを取りました。

そして目覚めると既に6時でした。ちょうどお腹が空いてきた頃だったので、どこかに食べにいこうということになりました。立地が赤坂と六本木に近い感じなので、沢山のパブやバーがあります。

中でも六本木のホブコブリンは私たちのお気に入りでして、恐らく本物のアンティークだと思われる装飾が店内至る所にあったり、ダーツで自由に遊べたり、スタッフさんがとてもフレンドリーだったり、特に私たちがはまっている最も大きな理由は、アスポールサイダーというイギリスで発祥し、1700年代からあるサイダーです。4つ程種類があるのですが、最も度数が高い、8.2パーセントのサイダーが私たちのお気に入りです。多い時は、めちゃくちゃ酔っ払ったのですが、500MLの瓶4本飲みほしましたこともありました。

今回も、そのお気に入りのホブコブリンに行くことに決めました。徒歩では約15分の距離です。しかし、私たちが起きたのは6時頃で、だいたい最近はどこのパブでもラストオーダーが7時とか7時半なので、今から行ってもなーと思いながらも、足は既にそちらに向かっていました。(笑)


着きますと、お馴染みのスタッフがいらっしゃいました。いつもと同じようにアスポールサイダーを頼みました。というか、スタッフの方ももう私たちがそれを頼むことを覚えていらっしゃいました(笑)。

そして嬉しかったのが初めてスタッフさんとお話しできたことです。数年前まで赤坂にもホブコブリンがあったのですが、そこのバーマネジャーが、私の働いていた赤坂の現在のパブのマネージャーです。

2時間程滞在しまして、ホテルの眺めの良いバーで飲もうかということで、ホテルへ帰りました。しかし、あらま、事前にチェックしなかったのですが、閉まっていました。なので、近くのコンビニでワインと少し食べるものを買ったのですが、疲れてしまって、すぐに寝ました。

起きると、すでに9時でした。朝食バイキングが11時で終わってしまうので、急いで用意をして向かいました。今回のホテルステイの楽しみの一つです。

階を降りて、ダイニングの受付にたどり着いて、名前と部屋番号が聞かれ、席に案内される懐かしさを噛みしめながら、歩いていると見えてきたのは、一つ一つ既に盛り付けられてラップをされた食べ物たちです。自分でトングを使って取る楽しさを味わえないのは少し悲しいですが、この時期だから仕方ないですよね。

しかも、種類は少し減ったものの、それでも沢山の種類の中から選ぶことができましたので、満足です。私のお気に入りは、入口付近にあります豆乳をスタッフの方にお願いして温めてもらい、コーヒーに混ぜて飲むことと、オムレツにリストにある具材を全部入れてもらい調理してもらうことです。

彼も初めてのここでの朝食に満足していましたが、フルーツジュースが多分加糖されているのですが、甘くてびっくりしていました。私も同感でした。自然のものがあったら更にいいですね。

テーブルに用意されている小さい3種類のジャムがスイス産のもので、デザインが可愛らしかったのでお土産に持って帰りました。

ダイニングルームを出る際、恐らく私たちがほぼ最後のお客だったので、スタッフさんが全員揃って出口に立っていまして、How was the meal?と聞かれましたので、最高でしたと言って出ました。

エレベーターに乗る前に何人かパイロットを見ました。彼らは恐らくアメリカの航空会社のパイロットだろうということです。前日から海外の航空会社のパイロットを何組かお見かけしているので、国際便も一応動いていることは動いているのですね。

チェックアウトを4時に伸ばすことができましたので、満腹の私たちはニュースをみたりしながらのんびり時間を過ごしました。ランダムにテレビをかけていましたら、彼が、これタイのコメディだよと言いました。タイ独特のコメディがあるそうです。しかし、よく見ると、俳優は皆日本語で話していますし、私がだんだんなんか見たことある様な懐かしい気持ちになりました。そして、あ!ウオーターボーイズだ!と確信しました。なるほどウオーターボーイズはタイのコメディにも見えるのか。

そして、彼と一緒に見ようと言ってたケビンスペイシー主演のアメリカンビューティーを見ました。彼は結構昔に見たことがあって、私は1年前に初めて見たので2回目でした。私は結末がわかっていましたが、彼はかなり昔に見たので結構忘れていました。よくアメリカ社会のその時代の闇を描いた作品と言われますが、世界中いつの時代も皆不安と怒りで満ちていることは避けれなくて、でもそんな中でも誰しもが世界に溢れる美しさを見つける心を忘れてはいないと、もっと普遍的で、希望のあるメッセージが込められている気がします。

あまりにゆっくりしていたのであっという間に3時30分になってしまいました。彼と私はどちらも収集癖があるので、ホテルのアメニティをバッグに詰めます。

チェックアウトの際、生憎カードを1枚返却する様言われたので、しぶしぶ返し、彼が記念に1枚とっておくことにしました。

次回はパンデミックが収まり、あの沢山の人がキラキラの笑顔でロビーでくつろぎ、素敵な眺めを楽しめるバーもオープンし、私が大好きな朝食バイキングがオリジナルに復活したANAホテルを見ることができたらいいなと思ったステイでした。

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