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真面目な女性にこそ読んで欲しい「女子とお金のリアル」


女子とお金のリアル
小田桐あさぎ著

新聞の広告欄に掲載されていたのを見て興味を持ち、そのまま本屋へ走った。

「好きなことを我慢しないでぜんぶ叶う世界があった!」
という言葉に惹かれ、そんな世界なんてないと半信半疑ではあったが、そんな世界があって欲しいと願っている自分もいる。

私自身、何をやっても続かない。いわゆる飽き性。
華やかな世界に憧れてみたり、シンプルライフに憧れてみたり。
何にでも興味を持ってしまって次々に手を出してしまう。

それが、意外と思った以上にできてしまうので調子に乗ってまた他の事もできるんじゃないかと思ってしまう。
結果、どれも長続きせず悪循環。

子供の友達にさえ、「○○ちゃんのお母さんって飽き性だよね。ママが言ってた。」と言われる始末。きっとそこら辺のママ達の間でもそんな噂が立つほどなんだと思います。

40歳を過ぎて、このままフラフラやっててもダメだなぁ。何か一つ集中してやらなけらば。と思っていた矢先に出会った本が、この「女子とお金のリアル」でした。

女子は稼いでも「無意識の我慢」が初期設定

なるほどな〜と思いました。
私には中2の娘がいますが、「将来どんな職業に就こうか」と相談をされると、真っ先に「結婚しても働ける会社」「手に職があれば出産後も働ける」など、「家庭や育児と両立できそうな仕事」を勧めてしまいます。

実際、私は短大卒業後、航空会社へ就職しましたが2人目の出産を機に退職。もちろん家庭や育児と仕事との両立が難しいと思ったから。

その時は私が退職して家庭と育児を守るものだとなんの疑いもなくその道を選択しましたが、今思えば私が退職せずに夫が職を変えてもよかったし夫が育休取ればよかったとも思います。もちろん周りの家族も私が退職するのが当たり前だと思っていたし、辞めなくても良いんじゃない?って一言も言われた記憶もありません。

そんな風に女性は「自分以外の誰か」を優先するのが当たり前になっていることに気づいていないんですよね。

他にも、まだまだ「節約・貯金・清貧」が正だと根付いている日本。
男性は外で遊んでも女性は倹約家であるべきだという風習もまだまだ残っていますよね。

この本には、なぜ「貯金」が始まったのかという話も書いてあり、そもそも日本で始まった「貯金」と現代の「貯金」とでは全く意味が違っています。

これからの時代、男性の一馬力では生き残っていけないことは重々皆さんわかっているはず。だから多くの主婦やママ達が子育てや家庭と両立できる在宅ワークを探しているんだと思います。

でもそもそもの考えを180度変えないと、在宅ワークで稼いでも変わりませんね。
この本を読むと、今まで夫や男性に遠慮してきた主婦やママ達はきっとキラキラ輝いて違う世界に飛び込む自信がつくはずですよ。

多くの働く女性に支持されている、小田桐あさぎさんのおすすめ本はこちら。



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