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これからどうなっていきたいか【ひきこもり支援】

今日、わたしはこれからどうしていきたいのか、どうなっていったらこの活動は素敵なのか、という話をしていました。

私の活動についてはこちらの記事をお読みください

うむむ、と考えます。わたしは結局何をしたいんだろう、と。

最近ひきこもり関連を多く取り扱っているライターさんとお話しする機会がありました。そこで聞かれたのが、「これ、就労支援の作業所とかで作れないんですかね?」という話でした。

今までこの服は一般の工場に頼んで制作してもらっていたため、もちろん制作費と材料費を売り上げからお支払いしていました。

それが就労支援の作業所でできたら。

売り上げはそこで働く、障害を持つ人や精神疾患などから働くことが困難な人の賃金になります。

それはさらに素敵なことなのではないかと思います。

誰かは誰かのために、本当の意味で社会に繋がる架け橋になる服に、なるのではないかと思います。

そこでわたしがこれからこの活動で考える最終目標は、まず作り手も同じように悩みを抱えている人に作ってもらうこと。


そして次に思う目標は、選択肢が無数にあると当事者も支援者も気づいてもらうこと、そしてその選択肢は“ひきこもりだから”ということとは関係がないと気づいてもらうこと。

先日滋賀県社会福祉協議学会に出席し、研究発表をさせていただく機会がありました。

そこで質疑応答の時間にいただいたのが「きっかけがたくさん可能性としてあるのはわかったが、具体的に服以外に他には何が想像できますか?」という質問でした。

わたしは「まず、他を想像する際にひきこもりの人のきっかけは何が適切か?と考えることがもう間違っているのではないかと思います。」と答えました。

私が服をきっかけの一つとして提示しているのは自身の経験があったからでもありますが、服がひきこもりであってもそうでなくても関係なくみんな身につけたり自然と生活の側にあるからです。

きっかけを探す際にひきこもりであるか、またそうでないかなんて関係ないと思います。ひきこもりである〇〇さんという目で見てしまうことがむしろ大切なことを見落としてしまう原因になりうるかもしれません。

きっかけを探すとき、すでに生活の中にないものをきっかけとしようとすると、新しく何かをしなければなりません。新しいことをするにはエネルギーがいります。そのエネルギーがある人はいいですが、ない人は何も結局出来ずに終わってしまいます。

みんなが生きている中で、いろんなきっかけを提示できる環境であることに気づけること、そしてそれがひきこもりであるかそうでないかは関係がないことを提示できたらと思っています。


そして最後に、私の活動で笑顔になる人を増やすこと。

これが私の活動の目標です。

話を聞いた人、服を作った人、服を買って着た人、余すことなく全ての人にいい刺激を与えられるような、そんな活動にしていきたいです。


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