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BATHって別にBASSを書き間違えてる訳じゃないからね!!|元外コン脱サラベーシストの本棚 #12

さて、前回漫画だったのに打って変わって、今日はお勉強モード。火曜のnoteの追いかけ更新です。

これまでご紹介している本はこちら。

私のnoteのアクセスランキングで常に上位に挙がって来るシリーズです。
これと金曜の東京Jazz案内が強い。ご愛読ありがとうございます!!

さて、今回は初の企業研究本。と言っても1社のどうこうではなくて、世界的な超大手の会社8社を米中にわける形でベンチマークしています。

Amazonでの評価は結構高いですね。

ちょいちょい出てくるフレームワークはちょっと腑に落ちないものも多かったですが、特にBATHのほう、本当に全然キャッチアップできてなかったので、素直に勉強になりました。ファーウェイショックや貿易規制の問題でファーウェイにはいろいろ興味があったのですが他は全然知らなかったなあ。

Amazonの本書に対する説明を引用します。

米中新冷戦時代、
全産業のルールをこの8社が塗り替える!
◎GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)
◎BATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)
話題の米中巨大テクノロジー企業(メガテック)8社の全容と戦略を、
1冊で平易に完全理解できる初めての本!

ということです。そうなんです、この本、確かに、読みやすい!そして結構幅広い内容がコンパクトにまとまっています。

個人的にはアマゾンプライムみたいなサブスクリプション型のビジネスなんかももうちょい深く入ってほしかったけど、プラットフォームとファイナンス系のビジネスに対する各企業の取り組みだけでなく、それぞれの経営者の特徴などが読めたのはよかったし、"ROAマップ"と題される財務分析もよかった。

あとは、日本どうする!?についてもう少し踏み込みたいな。と思いました。

私がビジネススクールにいた2010-2012は製造だったり製造小売り業がまだまだケーススタディとして扱われていた。でもそのあと5年と言わず、2,3年でもう世界の主要プレイヤーは大きく様変わりしてしまいました。

かつ、当時から内田先生が「異業種競争戦略」を唱えていたけど、それがどんどん加速している感じ。

この先日本から「歴史的インパクトのある企業」とか出てくるのでしょうか。むしろ前々回紹介している西野さんの本とか読んでると企業のありかたとか、今後どんどん変わってくると思うけど。でもいざとなったら投資ができる、「時価総額」がきっちりある「企業」が力を持っている領域もある。

ミュージシャンも個人で戦っているように見えて、やっぱりレーベルとかを無視できないところは結構あるし。なんだかんだ、いろんな企業とのかかわりはあるから。こういう本もたまには読まないといけないと思います。

何より、SNSとかいろんなプラットフォームの恩恵を受けてるしね。弊害もあるけど。運用母体となる企業がどんな哲学を持った企業かは知っておくべきかな、と。

次回もちょっと似た傾向の本をご紹介しますね。
ではでは。

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