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脱‼︎完璧主義の法則

元々わたしは俗に言う完璧主義だった。


新しく買ったノートの1ページ目、
きれいな字が書けないとノート全部がだめになってしまった気がしてそのページを破って捨てる。

switchでやっていたマリオ、
目の前のステージをクリアしたとしても、そのステージのスターを全て集め切ってからではないと次に進みたくない。

本気で痩せてやると決めたダイエット、
ダイエット方法について隅から隅まで調べたり、細かいプランニングまでしたくて実際に行動するまでが長くなる。


この頃は努力量に結果が比例していないと感じることが多かった。

誰よりも時間を使っているはずなのに、なかなか結果が出ない。
誰よりも自分に厳しくやっているはずなのに、評価してもらえない。

なぜだか自分を越していくのは、
適当でへらへら取り組んでいるように見える人達ばかりだった。
悔しかった。

昇格試験で発表するプレゼンを控えていた時のこと。
同期達も昇格試験に向けてプレゼンの練習に力を入れ始め、時には上司にプレゼンを聞いてもらっていた。

わたしはというと、
“もっと完成度が高まったら上司に聞いてもらおう”
“まだ聞いてもらうレベルにもなっていない”
とハードルを上げて1人で猛特訓。

自分が求めているラインまでがほど遠くて、
実際のところ手をつけるのも気が重くなっていた。

ある時そんなわたしを見て上司が言った一言が衝撃的だった。

“量をこなせば質は最後についてくる”

この時のわたしには全く理解できなかった。

上司はその後に続き、とりあえず今段階の出来でいいからプレゼンを見せてみてくれと言った。
まだ全然未完成だったけれど、今段階で伝えられることを伝え切った。

それを聞いた上司は予想していたよりも高く評価してくれ、
これをすると今よりも更に良くなるというアドバイスをくれた。
自分で練習している時には気づくことはなく、
やった方がいいと思ってやっていたことが実は改善点だったことには驚いた。


自分では気づかなかったことに気がつけたこと、
そしてその点を改善することで成長できている自分に自信を持てた。

上司はそこが改善できたらまた聞かせてくれと言ってくれた。
その日を境にわたしはどんどん上司にアウトプットするようになっていった。


その時に気がついた。
同期達は最初から質を求めることなく、行動量を増やしていた。
だから自分よりも気楽に取り組んでいる見えた。

そして行動量が多いことで比例して気づきが多くなり、自分自身の成長を実感できていた。
だからいつも楽しそうに見えた。

わたしはそれに気がついてから全ての取り組み方が変わった。

【脱完璧主義の方程式】
速さ→量→質


物事に取り組むまでの速度を速くする

とにかく量をこなす

質が上がる

今でも何か新しいことに取り組む時は、
“とりあえずまずはやってみよう”
って口に出すことで取り組むまでの速度を最短にできるように意識している。

そして1回取り組んでみただけで結果が出ないのは当たり前。
だからこそ、
”経験値を積むために回数をこなすぞ”
って自分の背中を押してあげるのが大事。


過去の自分に対しても、
几帳面で真面目って捉え方もできるかもしれない。

けど以前の自分より、
脱完璧主義に成功した今のわたしの方が好きだ。

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