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好きなコーヒーを見つけよう〜精製処理編〜

今回は、自分の好みに合うコーヒー豆の選び方を、精製処理方法の違いの視点からお伝えしていきます。

コーヒー豆は、チェリー収穫後、様々な過程を経て焙煎前の生豆に仕上げていきます。

この工程を精製処理(生産処理)といい、精製処理方法が違うと

同じコーヒー豆でも違う味わいに仕上がります。

では、どのように違いがあるのか、

代表的な3つの精製処理方法からご紹介します♩

◎クリーンな味わいの『ウォッシュド(水洗処理方式)』


ウォッシュドはその名の通り、

しっかり洗ってキレイさっぱりの豆を乾燥させ、

パーチメント(内果皮)を脱殻して仕上げる精製処理方法です。

乾燥に至るまでに、

パルパーという機械でチェリーの皮とパルプ質を剥ぎ取り、

豆に付着しているミューシレージ(粘着質)を醗酵槽に浸けて除去し水洗します。


その為、豆自体も全体的に状態が良く、欠点豆が少ないです。

チェリーの果肉もミューシレージも取り除いた状態で乾燥させるので、

味はクリアで酸味が際立ったコーヒーに仕上がります


水洗処理を行うには専用の機械や大量のキレイな水が必要となる為、

生産コストが他と比べて高くなるのも特徴です。


hinata coffeeで現在取り扱っている商品では、ニカラグア東ティモールがウォッシュドです。


◎しっかりとした甘みのある『ナチュラル(非水洗処理方式)』


ウォッシュドと対照的で、チェリーのままの果肉が付いた状態で乾燥させ、

乾燥したチェリーを脱殻して完成させる方法が、ナチュラルという精製処理方法です。

チェリーのまま乾燥させる為、果肉の甘みが生豆に浸透し、

独特の香りや甘みの強いコーヒー豆に仕上がります


特別な機械を必要としないですが、その分乾燥に時間がかかったり人の手で選別する必要があったりと、どうしても他と比べて欠点豆が多くなってしまうのも特徴です。


hinata coffeeで現在取り扱っている商品で、エチオピアがナチュラルです。


◎両方の良いとこどり!『パルプドナチュラル(半水洗処理方式)』


パルプドナチュラル(セミウォッシュド、ハニープロセスとも言う)は、

ウォッシュドとナチュラルの中間のような精製処理方法です。

ウォッシュドと同じように、パルパーで皮とパルプ質を剥ぎ取った後、

粘着質の付着した状態で乾燥から脱殻まで行います。


その為、ウォッシュドに比べ甘みがあり、ナチュラルに比べ酸味のあるコーヒーに仕上がります


hinata coffeeではただ今、ブラジルが中煎り深煎り共にセミウォッシュドのコーヒーです。


◎まとめ

好きなコーヒーを見つけるために、今回は精製処理方法の違いからお伝えしてみましたがいかがでしたでしょうか。


ウォッシュド(水洗式)→クリアな酸味。すっきりとした味わい。
ナチュラル(非水洗式)→甘みがしっかりしている。独特の香り。
パルプドナチュラル(半水洗式)→程よい酸味と甘み。いいとこ取り。


焙煎・産地・精製処理。もちろん、農作物なので一概には言えない部分もあります。

ですが、この3つをまずは知る事で、自分の好みやその日の気分、プレゼントする相手のイメージに合わせるなど、

選択の幅が広がるのではないかと思います♩


自分の1番のコーヒーを見つけるきっかけになりますように。

探し出したマイベストコーヒーやおすすめのコーヒー、

ぜひ教えてくださいね^^♩



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