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【無名人インタビュー】原点回帰に気づいた人

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今回ご参加いただいたのは 日向 さんです!
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▷イントロ

有島としては初インタビュー。
日向(ひなた)さんです。
調べてみたら、もう10年近く前からのお知り合い。当時、職場でご一緒していました。
しばらく話もできていなかったので、どうしているのかなと思っていたのです。
それでは、日向さん回をお楽しみくださいませ。

1、何やりたいんだろう

有島:申し込んでいただいた理由っていうか。その辺は。

日向:理由。本当に単純に面白そうだったからと。これは完全に個人の話になりますけど、緋ナさんと久々にしゃべりたかったからです。(笑)

有島:(笑)ありがとうございます。それは別に普通に連絡してもらっても良いんですけど。

日向:良かったんだけど。あと、人にインタビュー受けたことがないので。単純に面白そうっていうのが一番ですね。

有島:ありがとうございます。今日、こんな話をしたいとかっていうのはあります?

日向:今、仕事、お休みをしてて。まあぶっちゃけ、コロナの関係でストレスMAXになってた、無理だったっていう。テレワークで仕事が全集中されたの。
去年の10月の20日過ぎぐらいに病院に行ったら、即行で休めって言われて
そっから今、お休みをしてるところではありますと。なので、それの中で、今、まだ薬飲んでるところなんですけど。どちらかというと、今、自分、何やりたいんだろうっていうの、すごい考えてる時期になってるから。それとあと、自分の好きなことって、あらためてこれなんだなっていうのを思ったり。新しいことやってみたりとか。っていうところが現状。

有島:なるほど。

日向:なので、なんだろう、別な方で、他人と比べてしまうとかって、まだ記事読めてないんですけど。私もけっこう他の人と比べて劣等感だったりとかあったりするので。そこら辺を、今ちょうど、それを見直してるところかな。そのあたりかなと思って。あと、変わろうとか、人のありがたさとかっていうのが、そのきっかけになったのが、資料で送ったURLの「ゲームマーケット」って、アナログの展示会で出会ったものだったりとかするので、そのくらいかな。

2、アナログゲームと文字起こし

日向:文字起こしは、この展示会のゲームがきっかけで知り合った人から頼まれたっていうのがきっかけです。まだ1件しかやってないですけど。
ただそれも、学生のときにラジオドラマのテープ起こしからはじまってたっていうのが。それをもう一回思い出すきっかけになったのが、アナログゲームの周りで知り合った人からの話だったので。新しい人のつながりからできたはずなのに、原点回帰になりつつあるっていうような状況なんですよ。
学生時代に好きだったことが戻ってきてるみたいな感じなんですけど。新しいこと、踏み込んだはずなのにあれー?みたいな。

有島:なるほどね。

日向:元になってんのが、アナログゲームからはじまったつながりで。こういうゲームもあるけどどう?って誘われて行って、面白くて、みたいな感じで流れてるので。そのあたりかな。たぶん、今、話を聞いてほしいってあれじゃないですけど、なんていうかこう、言い方悪いですけどネタになりそうなものっていうと、なんか変な言い方だけど。

有島:アナログゲームってあれですよね、人生とかそういう。

日向:そうそうそうそう。そういう人生ゲームだったりとか、UNOだったりとか、その辺が超有名ですけど。その「ゲームマーケット」ってところは、いわゆる昔から。ボードゲーム自体、もともと海外から、ドイツとかそこら辺が有名なんですけど。それを日本に輸入してる会社だったりとかっていう大手のところから、自分たちでゲームを作ってっていう、「同人ゲーム」って言われてますけど。いわゆる個人が作って、それをみんなに遊んでもらったりとか。それを実際に売ったりとかってできるのが、「ゲームマーケット」なんですよ。
コロナになってから、ボードゲームは売れてるらしいですね。なんかニュースでこないだ見ましたけど。

有島:そういえばそうですよね。おうちでやるのに。

日向:そうそう、おうちでできるからとか。テレビゲームって、ソーシャルゲームってスマホでできるのって、一人でしかできないじゃないですか。なんだけど、家族で、みんなで大勢でできるとかコミュニケーション取りながらできるものって、UNOだったりとかボードゲームだったりとか、そういう形になんのかなと思ったりとか、個人的にはしてるんですけど。

有島:なるほど。

日向:だからそう。そういうのがいっぱい出てる、もう10年以上やってるぐらいの、そういう会があって。何年か前から行ってたんですよ。

有島:そうなんですね。

日向:何年か前から行ってて。試遊(しゆう)、遊んでから買うっていう、試す遊ぶって書くほうの試遊。

有島:あ、試遊って言うんですね。

日向:試遊台って言って、実際に一回試して遊んでみて、面白かったら買うっていうのもできたんですけど。やっぱり去年とかはコロナの関係で、ほとんどなくなっちゃってっていう状態ではあるんですけど。でも、そういう会も一応開いてて。2年連続はちょっときついねって、今年は絶対やりたいねって話はしてたから。自分たちで作っている人たちって、自分のお金使って作って出しているから。
去年はだいぶ、もう作り終わって、もういざ出すっていう状態のところで、緊急事態宣言が出ちゃったんで。在庫状態になって、抱えちゃったんですって、っていう話はTwitterとかで流れてましたけど。だから、急遽オンラインで売るっていう。
大手の人たちは、いわゆる代理店とかに出して、輸入とかしてるところは売ってもらってっていうのはできるけど。個人の人はそこ(ゲームマーケット)じゃないと売れないとか。委託もできるんですけど、委託もそれなりにお金かかると思うんで。
私、2017年とか18年ぐらいから、たまたま、そういうのがあるよって知り合いから聞いて。行く行く、楽しそうって行って。だから今、なんだかんだで衣装ケース1個分ぐらいとか。プラス、ちょっとおっきめの箱はそれに入らないから、袋に何個か入れてるけど。でも、まだ私、これでもたぶん少ないレベル。(笑)
多い人は多いです。やっぱり箱がおっきかったりすると、どうしても場所を食うんですよ。
私のは比較的ちっちゃめのやつを買ってるから。

有島:でもそれ、小さいの買ってるのって、一応収納も考えて?

日向:収納も考えてもいますし、たまたま好きなやつがちっちゃいっていうのもあります。
単純に、ルールがそんなに難しくないやつ。
おっきなゲームって、もちろん収納の問題もあるし、その一回のゲームが終わるのに、けっこう時間がかかるのが多いんですよ。
あと好きなのは、なんだろな。すっごいかわいいのもあるんですよ、デザインが。

有島:それって個人で作ってらっしゃる。

日向:ハーバリウムってあるじゃないですか。ハーバリウム、モチーフにしたゲームって、最近作った人がいて。すっごいかわいいんですよ。たとえばですけど、こういうゲーム。むっちゃかわいいでしょ?
こういう感じで。だいたいこれが2、30分ぐらい。人数が少なければもっと早いですけど。こういうゲーム作られるクリエイターさんでいらっしゃったりとかするので。

有島:クリエイターさんとして、もういらっしゃるんですね。

日向:そうですね。それが個人だったり。会社としてはやってないけど、個人で。
これを一人でやる人も、もちろんいるし、複数人で協力して一つのゲームを作るっていうのも、もちろんあったりとかしますね。だから、けっこういろんな人がいる。
だからカードゲームももちろんあるし、有名どころもあるけど、自分たちでこういうコンセプトでカードバトルができるようなゲーム作りましたっていう人もいるし。いろんな人がいっぱいいます。

3、原点回帰

日向:最初、原点回帰って言ってたのが、もともと中学生のときにアナログゲームみたいなやつをやってたんですよ。別の部活なんだけど、そういう集まりに行ってたりとか。20代のときもたまに行ってたりもしてたのが、名古屋行ってたりとかもろもろしてて。あれ、緋ナさんに私、バツイチって話したっけ?

有島:聞いたような気がするけど。

日向:そのときのだんなさん、名古屋の人だったんで。一回名古屋に行ってたんですよ、しばらく。
20代後半から10年ぐらい名古屋に。結婚して離婚して、で、しばらくの間名古屋にいて。で、戻ってきて、そのときも一回メンタルやられて。復帰した会社が、今の会社なんですけど。
そこの10年20年ぐらいは、そういうアナログゲームっていうのからは離れてて。30代後半にロードバイク乗るようになって。そこのメンバーで、今、お付き合いしてる人いるんですけど、そこの人からボードゲームの会とかやってるから遊びに来ない?って言われて。そこでいわゆるアナログゲーム系が復活してから、この「ゲームマーケット」って会があるんだよって話が出て。私、ものすごく周りの人に恵まれててってあらためて思うんですよ。メンタルやられて、今休んでますけど。そういったところで助けてもらってる。
この「ゲームマーケット」に行くようになったのが、2017年とかなのかな。ここで2018年に「ゲームマーケット」で出てたあるゲームにどっぷりハマり、現在に至るんですけど。
カードゲームで、メインサイトが最近できたんですよ。「ゲームマーケット」で2018年の秋に出会ってしまったのが「ギャングスターパラダイス」。
このゲームだけをやりますっていう会が、最初渋谷であったけど仕事が入っちゃってダメで。結局横浜のゲーム会に、わざわざ仕事終わってから行って。今のオフィス、青山からわざわざ仕事終わってから横浜まで行って、ゲーム会に参加して。っていうのをやったんですよ。で、めっちゃ人見知りだから知らない人ばっかりじゃないですか、当然ですけど。誰も知らないところに行っちゃったんですよ、私。11月にやった「ゲームマーケット」の翌月のゲーム会に行ってたんですよ。1ヶ月も経たないうちに行ってた、やりたくて。

有島:即行ハマったって感じ。

日向:そう。ここで、実況配信があるんですけど、ゲーム配信をやってるYoutubeを見まくって面白そうってなって。たぶん、学生時代にやってたアナログゲームって、通称TRPG(テーブルトークRPG)って知ってます?

有島:名前だけですけどね。

日向:それって、物語に自分のキャラクターを置いて、そのクエストをいろいろ達成していくみたいなやつだったりとか、あと、高校生のときはちょっとだけ演劇もやってたんで。
「ギャングスターパラダイス」の実況動画で、みんな役になりきって、このゲームをやってたんですよ。それがすごい面白くて。
全国大会やったんですよ。一昨年は、みんなやっぱりギャングっぽい格好というか、男性の人はけっこうスーツ着てとか、やってましたね。去年はエリア会って言って、関東とか関西でエリア大会みたいなやつをやって。そこへコスプレで行きましたね。

有島:今、じゃあアニメの方だけじゃなくて、ゲームでもコスプレになってる。

日向:そうですね、それで言うと、ゲームの世界に入るためにコスプレをするっていう人たちはいます。より世界観を楽しむためにっていうので、やっぱりいます。
もちろん、それだけのゲーム会のときは仕事帰りだから普通の格好ですけど。今日はイベントだー、みたいな感じだったら、じゃあみんな「正装」で行くかって。「正装」とはっていう話になる。

有島:「正装」っていう言い方するんですね。

日向:そうですね。私の知っている同じ「ギャンパラ好き」のメンバーの一部では「正装」って言いますね、そういえば。コスプレっていう言い方はもちろんしますけど、「正装」っていう言い方、そういえば言わないな。一応、ボスの葬儀のあとにやるゲームというコンセプトがあるから。たぶんそれで「正装」っていう言い方になるんだと思うんですけど。

有島:そういう世界観と、実際やってみて面白いっていうところが、けっこうおっきな基準なんですね。

日向:やっぱりやってて楽しいゲームとかって、自分の志向に合ってるものっていう形でこういうアナログゲームとかって買ってるんじゃないかなって思いますけどね。

有島:もともと学生のときに、中学生でしたっけ、アナログゲームを部活の人たちとやって。そのあともたまにやってたけど、しばらく時間があいて。ロードバイクをはじめてから、たまたま教えてもらってみたいな感じで戻ってきたみたいな。

日向:そうなんですよ。伏線ありまくりで返ってきちゃったんですよ、私。

有島:そこでまたね、文字起こし。

日向:そうですね、横浜のゲーム会で知り合った人が、他のゲームも広めてこうみたいな動きをした人がいたんですよ。TRPGのゲーム会をやるって話だったんです。で、プレイヤーとして私が2018年、9年ぐらいかな、そこでTRPGをウン十年ぶりにやり。次の第2回をやるときに、第1回のときのゲームの状態を、漫画を書いてるスタッフがいて、その人に書いてもらうから録音を文字に起こせる人誰かいない?みたいな話になったんですよ。だから6、7人いるやつの1時間ちょっとぐらいの録音を起こしました。

有島:めっちゃ大変じゃなかったです?

日向:めっちゃ大変だった。
しかも、ゲームの独自の言葉があるから。7人分入り混じった1時間ぐらいのやつを起こしつつ。かつゲーム用語を調べつつやったら、あれ、何時間かかったんだっけ。8時間ぐらいかけてやった。しかも、声問題があるじゃん。何回もおんなじとこ繰り返してましたね。
イラストにするとは聞いてるんだけど、用語説明要るのかなって悩んだんですよ。ちゃんと用語説明付けましたけどね。最終的に要らなかったんだけど。
知らない人、どこまでの範疇で見せるかわかんなかったんですよ。そこ失敗したなと思ったんだけど。一般に売ってるテーブルトークRPG用のリプレイって言って、実際に文字起こしがされてて、それが一般に本になって売ってるんですよ。それを久々に引っ張り出して参考にしながらテープ起こしやってたから、調べるのも入れたら時間はもうちょっとかかってますけど。
それが初めてテーブルトークRPGをやる人たちの会だったんですよ。だからそのあとに見るってなってくると、用語自体、そういう仲間内でわかるような独自言葉も平気でポンポン出てくるから、その本で調べましたね。
そういった意味でも、これ、中学校のときのラジオドラマのテープ起こしが役に立ったので。ここも原点回帰になっちゃったし。

有島:それは、演劇やってたとき

日向:ラジオのは、確か、高校の先生に頼まれたやつだったかな。学校の文化祭で、うちの学校って先生も出し物やってたんですよ。好きな人たちが。確か、物語の中、それのBGMという形で楽器演奏を物語の中に組み込んでやりたいって言い出したんです。
めちゃ凝ったことをやろうとして、参考これねって言われて渡されたのが、斉藤由貴のラジオドラマだったんだよね。斉藤由貴の「MAY」て曲があって。それとかのモチーフのラジオドラマみたいなやつが、これテープ起こし行ける?って言われて。確かに中学生のときに遊びでやってたりしてたからやって。30分ぐらいのやつだったから、けっこうな枚数だった気がするけどな。
まさかそのときにやったことを、何十年経ってもう一回やることになるとは思わなかったですけど。できそうな気がしたから受けたんですけどね。

有島:それがTRPGの文字起こしに活用できたみたいな。

日向:そうですね。「ギャンパラ」もそう、演劇じゃないけど何かの役になるっていうのも原点回帰だったし。「ギャンパラ」で知り合った人を介して、もう1つ今流行ってるゲームがあって。「マーダーミステリー」っていう、推理小説の登場人物になって、みんなで殺人事件を解決しようっていう、そういう系の。これも最近増えてて、アナログゲームの一環ではあるんですけど。
役になりきるとか、登場人物になりきってそのゲーム遊ぶって感じなんで。それもやっぱり演劇っぽいのにつながったりとか。さっきの「ギャンパラ」のプレーのときに、だからロールプレイングっていうこと自体が、自分は好きなんだなってあらためて思ってて。もともと何かを演じることも好きだし。っていうところでロールプレイングっていう形が。テーブルトークRPGもそうだし、あれもロールプレイングゲームだし。

有島:それがきっと好きなんですよね、すごく。

日向:何か演じることが、たぶん好きなんだと思うんですよ。「マーダーミステリー」もそれぞれキャラクター設定書みたいなやつが渡されて、その場で読み込むんですよ。そこで、あなたは犯人です、それを探られないように気をつけましょうって書いてあったりもするし。ただ、「マーダーミステリー」だけは唯一、ちょっと特殊なゲームで。いわゆる推理小説なんですよ。なので、犯人がわかっちゃったら遊べないんですよ、もう二度と。
市販のはパッケージって言うんですけど、公演型って言ってそのお店じゃないとできないものっていうのもあります。それがけっこういっぱいあります。作った人が、そのお店だったらやっても良いですよとか、そのお店の人、代表者の人たちが作ってるっていうゲームもあるし。
メンタルやられてお休みになって「仕事のことは忘れるようにしてね、ボーッとしてね」ってうちの先生に言われたんですけど、最初の2ヶ月ぐらいはなかなかボーッとできなくて。
でもそういう意味では、少しずつ落ち着いてきた11月くらいから、機会があったら実際にお店へ、マーダーミステリーの集まりに行ったりとかして気分転換してますけど。
今、お休みしてるからこそなのか、これから仕事どうしようはもちろんあります。でもそんな中で、自分が楽しかったこととかが。振り返って、今、手元にあるものが、昔好きだったものが、またほぼ全部戻ってきてる感じが。演じること、それこそアナログゲームだったりもそうだし。昔好きだったことが全部返ってきてる感じがする。今、すごく不思議で

4、好きなことからは逃げられない

有島:今、お休みしてるっていうところで、でも、せっかくやりたかったこととかいろいろなことが、また戻ってきてっていう状態で。
こういうふうになれたら良いな、みたいなものってあります?

日向:コロナ禍になっていろんな、自転車とか、いろんなイベントがなくなっちゃったんですよ。今年もたぶんやるかどうかもまだわかんない。なので、自分の好きなことだって思えてるのが、ちょっと体調もやっぱり悪くなっちゃったから、あんまり自転車も、去年乗れてなくて。だから去年から少しずつ筋トレをはじめて。少なくとも今年については、とりあえずメンタルも体調も戻すのが最優先だけど。自転車だったりとかは、また乗れるようになりたいって思ってるのが一つ。やっぱり、さっき言ってた「ギャングスターパラダイス」と「マーダーミステリー」のほうも、アナログゲーム全般好きなんだけど、特にこの2つが今好きなので、それに関わることはやっていきたいと思ってる。
自分の好きなことを推す、推し活っていうじゃない、推し活動の推し活。今年は、推し活をすごいやりたいなと思ってます

有島:なるほど。

日向:体調戻ったらね。あと、本当は、できれば願わくば、ボードゲームに関わるそういった仕事とか。ボードゲームカフェとかあったりするんで。誰かと、人と接する仕事に就きたいなとは思う。

有島:なるほどね。

日向:もともと、今の休んでる会社も、お客さんとやりとりしたりだとかが好きだったから、最初はじめたんだけど。やっぱり社員になったりして、いろんなまったく別の仕事が入ってきちゃったりとか。たとえば派遣さんの業務資料だったりとか、それはそれでもちろん大事な仕事なんだけど。この数年で、人との付き合いがすごく疲れちゃったんですよ。周りの人の環境もいろいろあったし。人と関わる仕事、接客業であってもクレームとかは絶対あるから、もちろん楽しいことばっかりじゃないってわかってるんだけど。
ただ、人とこうやって話すとか、関わる仕事、関わることはし続けたいなって、やっぱりそういうのは好きなんだなって思うし。それは、叶うならずっと続けたいかなと思う。あとは、インタビュアだったりとか、文章に絡むことだったりとか、そういったこともやりたいなと。楽しくやり続けたいなとは思います。インタビュア楽しそうだなと思うし。
緋ナさんがやってて、どんな感じかなと思って。そういうのも確認したくて聞いてる、参加したっていうのはあるんだけど。

有島:でも、私も今日、デビューなんで、全然アテにならないんで。(笑)

日向:(笑)

有島:なるほどねー。

日向:新しいことしてみたいとか、人のつながりがあったからこそ知ることができた世界だし。アナログゲームへ戻ったのもそうだし。なんだかんだ人のつながりのおかげで、ご縁のおかげでできたので。そういうところに関われる仕事を。どういうものがあるかわかんないけど、今、話しながら、そういう仕事をしたいなって。自分どう思ってんのかなって、自分の中でぐるぐるしてたんですけど。
結局、好きなことからは逃げらんないっていうことですよ。言葉、ネガティブな言い方だけど。やっぱり戻ってくるんだと思うんですよ。離れてても、本当にやりたいことは返ってくるっていうか、必ず手元にくるのかなっていうふうには思います。で、自転車も。一回、鬱で倒れたときに、今の会社じゃなくてその前に一回ちょっとメンタルやられて。自転車も乗れなかったし、引きこもったし。でも、自転車を捨てられなかったんですよね。売ろうと思ったら売れたのに。
本当に好きなことは、たぶん、いったん距離が離れてても戻ってくるんだなっていうのは実感してます。

有島:ですね。

日向:あとは、人に関しては本当に助けられてる。

有島:ふーん。

日向:だから、今回、メンタルやりかけてたときに、自転車の仲間だったりとか、そのアナログゲームのメンバーだったりとか、やっぱり心配してくれてて。仕事休むことになったって連絡したら、みんな「良かった」って言ってくれて

有島:うんうんうんうん。

日向:「良かった、本当にしんどそうだったもん」って言ってて。めったに私がTwitterでたぶん愚痴ってなかったのが、けっこうあのとき吐き出す場所がなくて。
でも、吐き出さないと壊れちゃうのも、自分が壊れていくのもわかってたから、やってて。休んでちょっと経ってから、アナログゲームのメンバーで、マーダーミステリーをやるっていう話が出て会ったんだけど。そのときにみんなが「いやー良かった」とか「顔色良いしね」とか言ってくれてたりとかしてて。本当ありがたいなって思って。
そういう人たちともずっと付き合ってきたし、これからもかな。それが今年もそうだし、何年経ってもつながれる限りは続けたいなって。

有島:そうですね。なんか、本当にお話聞いてて、やっぱり人が好きっていうところから、ちゃんとはじまっているような気がしたので。だから、好きだから返ってくるものもあったりするんだろうなって。すごく大事な特技っていうのかな。うまい言葉がみつからないんですけど。

日向:うん、ありがとうございます。そうですね、だから何年経っても人とは関わってる仕事はしたいな。本当はボードカフェとかで仕事したいんだけどね。

有島:なんか、今の状況落ち着いたら、普通に人と会えるようになったらね

日向:そうですね

有島:そういうのも目指しちゃうっていう手もあるし。

日向:うん、だからマーダーミステリーやってるとこなんか、マンションの一部屋借りてやってるような感じだったり。

有島:おおー。これから、住むところとか関係なく仕事ができるようになっていくから

日向:そうそう。だから、集まれるコミュニティみたいなやつのことやったりとか。そういうふうなところとかも良いかもなって。今、話しながら思ってたりとかもする。
とりあえず、まずは体調治してからだけど。

有島:もちろん、それが一番大事なんで。楽しいことをして、楽しいことを考えて、楽しい予定を作って。

日向:そうだね、確かに。

有島:美味しいものを食べて。

日向:食べて、みたいな。けっこう人のためとか、自分のことをすごい我慢して仕事してたから。

有島:自分、まず自分。

日向:そうそう。だから、そういう時間、大事にしなきゃなって、今、ちょっと思ってて。ちょっとっていうか、かなり思ってる。(笑)

5、言語化しないとまとまらない

有島:今回、本当に参加してくださってありがとうございました。

日向:いえ、こちらこそ。ありがとうございます。なんか、私も面白かったというか。それこそ自分の気持ちで話しながら、こう、自分の中で探ってた部分もあって。
こないだ緋ナさん言ってたけど、私も言語化しないとまとまらないタイプなので。で、自分の中でぐるぐるしてて、やっぱりまとまりきれない部分とかあったりとかするから。そういった意味では、なんか、話して良かったかなって。

有島:本当ですか。

日向:うん。良い経験さしてもらったんで、ありがとうございますって感じです。
インタビュアは楽しそう。(笑)聞く側も楽しそう、大変だけど。

有島:誰にインタビューするかにもよると思うけど。

日向:そうですね、確かに。

有島:面白い話を伺うことができました。私も本当に楽しかったです。

日向:いえいえ、ありがとうございます。久々に楽しかったし、楽しい話できたし。

有島:ありがとうございました。

▷アウトロ

学生時代にやっていたこと、楽しかったことが戻ってきたというお話だったのですが。
「好きなことからは逃げられない」って、自分自身にも言えることだなと気づいたインタビューでした。
とても信頼できる方なのですが、今回も内容確認の際には、表現がより正確になるよう細かくチェックしてくださいました。
有島の1回目が日向さんで良かったです。感謝。

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