ヤマネコ×イエネコはイエネコ?!
インスタで更新中のオリジナルイラストに、noteでは解説を添えたネコさまシリーズ第5弾。
こちらは今までのをまとめたマガジンです。
今回はイエネコの中でも、ヤマネコっぽさを残した野性味あふれるネコを描いてみました。ほとんどはヤマネコとの交配種。ヤマネコの血が濃いと野生が強すぎて飼うことは難しくても、何代かを経て薄まることで飼いやすくなることが多いようです。
ベンガル
野性味あふれるイエネコといえば、最初に思い浮かぶのがこのネコ。
なんといっても「ヒョウ柄」のネコ!
チータや豹などが大好きな人にはたまらないでしょう。
・英語表記・・・Bengal
・原産国・・・アメリカ合衆国(交配種)
・特徴・・・イエネコより背骨が一節多いため、胴体が長い
・体格・・・筋肉質なセミフォーリンタイプ。全体的に細長い。(この絵は子ネコを見て描いたせいか、あまり細長くない。。。)
・体重・・・5kgを超えることもある
・毛色・・・ブラウン、シルバー、ホワイトに小さな黒い斑点(スポット)もしくは縞が入る
・毛種・・・短毛種
・しっぽ・・・細長い
・目・・・丸くてややつり上がる。マスカラと呼ばれるアイライン
・性格・・・温和で甘えん坊。運動好き。通常のイエネコより高い運動能力を持つ
サバンナ
サーバルキャットを飼いたい!という想いでイエネコ(ベンガル、エジプシャンマウ、オシキャットなど)と交配させて生まれた品種。
サーバルから1代目はF1でF7まであります。F1はサーバルの血が濃く、野性味が強すぎてF3までは家庭で飼うことは難しいといわれます。
国によっては野生動物の指定を受けており、条例で飼えないことも。
・英語表記・・・Savanna
・原産国・・・アメリカ合衆国(交配種)
・特徴・・・足が長くスラリとしている。鼻の脇に黒いシャドーが入る子が美しいとされる。耳は大きく間隔は狭い
・体格・・・筋肉質なセミフォーリンタイプ
・体長・・・50cm~70cm(イエネコより大きい)
・体重・・・5kg以上(F3までは12kgを超えることもある)
・毛色・・・ブラウンやシルバー、ブラックに小さな黒い斑点(スポット)が入る
・毛種・・・短毛種
・目・・・アーモンド型。ややつり上がる。色に決まりはない
・性格・・・社交的でとても賢い。イヌのような性格
セレンゲティ
サバンナと同じくサーバルキャットの外見を目指してつくられた品種。
サバンナとの違いは、サーバルの血を入れずに、イエネコ同士の掛け合わせでサーバルっぽい見た目を実現していること。
このページに最初に出てきたベンガルとオリエンタルショートヘアのミックスでできた奇跡のミックスネコさまです。
・英語表記・・・Serengeti
・原産国・・・アメリカ合衆国(交配種)
・特徴・・・長い足と直立した大きな耳。耳の裏の「アイススポット」と呼ばれる目玉のような模様。
・体格・・・筋肉質で引き締まったセミフォーリンタイプ
・体重・・・3.5~6kg程度
・毛色・・・イエロー、ゴールド、ブラウンに大きな柄のスポテッドタビー
・毛種・・・短毛種
・しっぽ・・・長く先端に向かって細くなる
・目・・・丸くて大きい。色はグリーン、ヘーゼル、イエロー、ゴールド、オレンジ、アンバーなど多彩
・性格・・・活発で好奇心旺盛。家族にはよくなつく。構われたがり、しつこいこともある。留守番やひとりぼっちが苦手
・寿命・・・12歳から15歳くらい
「セレンゲティ」という名前は、アフリカ・タンザニアにあり「野生の王国」の別名がある「セレンゲティ国立公園」にちなむ
チャウシー
小型のヤマネコ・ジャングルキャットと、イエネコのアビシニアンを交配してつくりだされた大型のネコ。やはり初代のF1からF3までは、野生が強すぎて家庭では飼えません。
堂々とした野性的な姿に思わず魅了されてしまう飼い主続出。賢く飼い主に良くなつく性格も魅力的です。
・英語表記・・・Chausie
・原産国・・・アメリカ合衆国(交配種)
・特徴・・・外側を向いた耳と長い脚と高い体高。アビシニアンによく似るが、違いは大きさ。平均体重:チャウシー=10kg アビシニアン=4kg
・体格・・・ロング&サブスタンシャル
・体重・・・7~13.5kg(大型)(メインクーンよりやや小さく、シャムよりやや大きい)
・毛色・・・ブラウン・ティックド・タビー、ブラック・グリズル・タビー、ブラック
・毛種・・・短毛種
・目・・・ゴールドかイエロー
・性格・・・人の言葉をよく理解する洞察力と観察力のある賢いネコ。人と一緒にいることを好みますが、依存心は低め
・寿命・・・12〜14歳
家庭猫として登録が認められるのはF4以降。F1~F3まではヤマネコと同様に扱われ、輸入や飼育が禁止されている国や地域もあります。
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