
なぜ絵を描くのか、という答えのない問いに答えてみる
春からこっちサボっていた絵日記を、最近コツコツ続けている。
仕事が立て込んでくるととたんに描けなくなるけれど、以前マメに更新していた頃が暇だったかといえばそんなことはなく、唯一の自由時間だった会社の昼休みに20分でご飯食べて、残り時間で2枚絵を描いてアップしてたのだ。
1枚10~15分くらいで描き上げていたのだけど、どれも悪い出来ではなく(当社比)、時間かけるからいい絵が描けるわけではないのだと思う。
こんな感じで毎日食べ物と赤黒の猫の絵をせっせと描いては上げていた。
最近上げている絵はこんな感じ。
今は家にいるので、時間に余裕があれば、好きなだけ絵に時間をかけることができる。だから大体一枚30分くらいはかけていると思う。
こうやって見比べてみると、やっぱり手が込んではいる。
しかし描かないでいた間に下手になったのも事実。
仕事だと最近色はほとんどデジタルで入れてしまうので、水彩はどんどん描かなくなるばかり。
10年くらい前の絵を見ると今よりうまいんじゃないかというものもある。
使わないでいると技法もどんどん忘れていく。
その分身についているものもあるはずなのだけど、やっぱり絵が下手になるのは困る。
もっと描かねば、という話だよね。
さて、本題の「なぜ絵を描くか」という話。
よもや「そこに画材があるから」などと答えはしないけれど。
描いた絵はインスタなどに上げている。
インスタに絵を上げる人の多くはバズって人気を集めてカリスマになったり、書籍化などを狙ったりするのだろうけど、そういうことは特に期待はしていない。
では「なぜ、絵を描くのか」といえば、実はとっても単純な話で「仕事が来るから」なのである。
とはいえ、インスタに上げた絵が編集者などの目に留まって仕事が来るというわけではない。
私のインスタの存在など全く知らない相手から来るのだ。
それこそ、信じるも信じないも自分次第。
試合のためにトレーニングを積むようにひたすら絵を描く。準備万端整えていると、ちゃんとそこに見合う何かが飛び込んでくる。
だから絵を描くのだ。