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くるみ割り人形 新国立劇場バレエ団

今日は新国立劇場バレエ団の「くるみ割り人形」を鑑賞しました。
久しぶり(2月のパリオペラ座バレエ団「ジゼル」ぶり?)の生での鑑賞、楽しかった~!

まず、バレエを観ると毎回、「本当にバレエが好き!」という感情がこみあげてくる。特に、幕が開く前、曲が始まった瞬間。「私は100年以上も前の人たちと同じ空間を共有しているんだ」と感動して涙が出てくる。

そもそもバレエは、現在の形でないにしてもルイ14世の時代からあったわけだから、それ自体400年近い歴史を持っている。400年前から今までの歴史の中で、その時々の人が何を考えて、どんな生活をしていたか、少しだけ近づける。そこがバレエの一番の魅力だと私は思う。

だから、今日も「チャイコフスキーはどんなことを考えて、どんな場面を想像してこの曲を作ったのだろう。」とか、「当時の観客はこういうパーティーが日常なのか、」など、あれこれ考えながら観ていた。くるみ割り人形の初演は1892年らしいから、その頃の人々の生活に触れられる。やっぱりそれが楽しい。できるなら、その頃に行ってプティパ振付の原型を観てみたいな~。そして、なんと言ってもチャイコフスキーの音楽が魅力的。今日は正直、踊りよりも改めて音楽に感動した。

1.1幕(客間~雪の国)

クララ役の女の子がとってもかわいかった!小さい子もたくさん出てきて、みんな光る原石なんだろうな、と思った。本当に小さいのにしっかりしていて、表現力も豊かで。できることなら私も小さいころに戻ってやり直したい!と本気で思っちゃうな(笑)

やっぱり私は戦うシーンが好きなんだけど、なんで音楽であそこまでドキドキそわそわさせることが出来るんだろう。チャイコフスキーの音楽大好き。ねずみも、兵隊も、クララも、みんな舞台の上を忙しくしている感じも好き。

雪はとっても素敵だった。退場の仕方が一番印象に残った。本当に綺麗。自分で踊ったのを思い出して、勝手に手足が動いたのが面白かった(笑)

2.2幕(お菓子の国)

お菓子の国は私の大好きなシーン!発表会とかでたくさん観てきたけど、色々なパターンがあるから飽きない。踊ったことあるのもいっぱいあるし!

しかし葦笛が蝶だったのと、キャンディーボンボンがなかったのが?となった。勉強不足でした。
花ワルはピンクじゃなくて黄色とオレンジの衣装だったのが新鮮だったし、男性も女性もたくさん踊ってて賑やかで綺麗な花ワルだったなあと。私はピンクの方が好きだけどね!

金平糖のグランパドドゥは、音楽が本当に良くて感動した。やっぱり、壮大な音楽とキラキラな踊りが大好き。金平糖ははじけている感じと優美な感じが相まっているから好きなんだよなあ!それでいてどこかセクシーな感じもする!一度でいいから踊ってみたい。

最後に、くるみのコーダも大好きという事だけ言いたい!(笑)
同じフレーズが何度も繰り返されるんだけど、その中でも割り当てられた”らしさ”がある。特に、中国のところは中国しか踊れないもんね!(当たり前だけど)だから、どこの誰が踊っても皆共通で踊る場所は決まっているし、しっくり収まる。それで急に物語が終わる。そのあっけなさが、まさに「夢」。だからなんとなく、余韻に浸ったままで終わる感じなんだろうし、それが好き。
本当にクリスマスにくるみ割り人形を観ることが出来てよかった~~♥
また来年も、観られますように。

最後に、勢いでKの白鳥を取ってしまった!3月だけど今から楽しみ~!

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