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島で会ったばあちゃんの話

先日、友人と「猫を撮りに行こう」という話になり離島へ行く事に。

朝6:30。フェリーに揺られる事20分で到着。
「猫を撮ろう」と言った割にあまり期待してなかった私達はカメラを片手に島をブラブラ。

1時間程歩いてようやく猫を発見。

第一島猫

しばらく撮影していると、世話をしてると言う島のばあちゃんに会った。

ば「なん撮りにきたんかね」
私「猫です」
ば「猫?」
私「そうです。今まで猫撮りに来た人いますか?」
ば「そんな人おらん。ええもん見せちゃる」

そう言ってばあちゃんが見せてくれたのは小さな小さな子猫でした。

生後10日らしい

ば「ブスじゃろ?」
私「いやいやいやいや…笑」
ば「この子はミーちゃんの子」
私「ミーちゃん?」

そんな会話をしていると遠くから猫の鳴き声が。
ば「子猫が鳴くから、ミーちゃんが心配して見に来たんじゃろう」

ふと見ると可愛い三毛猫が。

「見知らぬ人がいて、見慣れないカメラ持ってたら心配なるよね」と話してると

ばあちゃんが呼んでくれてミーちゃん登場

美人なミーちゃん

なんでミーちゃんなのか聞くの忘れたけど、ひょっとして三毛猫だからミーちゃんなのかも。と推察。

他にも茶色や黒白の子も。
ばあちゃん曰く「あれは去年産んだミーちゃんの子」「エサあげとるのに可愛くない」「ミーちゃんだけが可愛い」

話を聞くとミーちゃんが産まれた時から世話してて愛情が人一倍あるらしい。だからと言って他の子を無下に扱ったり、子猫をほったらかしにしないあたりばあちゃんの優しさを感じる。

「ミーちゃんの写真が撮れたら持ってきておくれ」と言われたので、また近いうちに島に行けたらなと思う。

そしてきっと、あの小さな子猫の名前も「ミーちゃんの子」になるのだろう。

そう思いながら島を離れました。

以上。

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