けいこにっし 十八日目
稽古日誌じゅうはちにちめ
今日はかなみちゃんと稽古をしました。
二人でここのシーンについてこう考えているよっていうのを改めてお互いに擦り合わせる回でした。
最初からの復習回ですね。
いままで言ってもらったことや台本をヒントにさらに深めていく作業。動きをどうしたらもっと映えるかとか、そういうことも相談し合いました。
私はあんまり自分がこうしたいとか言うのが得意ではないのですが、かなみちゃんとだとお互いに言い合えるというか、いい意味で意見を出し合えるのでとても有意義。最初に共演したときもかなみちゃんがよくLINEでここのシーンどうだった?とか聞いてくれたりしたというのも大きいです。だから気づいたらかなみちゃんとなんでもないような会話とかもしていて、舞台上だけではなく人対人としても仲を深めることができて本当にうれしかったですね。
かなみちゃんとできる機会が2回に増えたので、ポジティブにいこうと思います。
2回というのはどういうことかというと、まあ発表に合わせていま稽古日誌を書いているのですが、東象太朗くんが降板することになりました。
共演したとき、絡む役ではなかったけど、一方的に見ておもしろい役者さんだなと思ったし、一緒に何か作れたらいいなと思ってお誘いしたので正直とてもショックです。でも、家庭の事情なので。
いま私にできることはこれに挫けずいい作品をお届けするべくさらに全力を尽くすことです。正直スタッフワークでやらないといけないことも残っているのでそっち方面の不安はあるのですが、少なくとも役者としてはそれなりに長くやってきたつもりなので、真剣に、大事に、取り組んでいきます。
4月の延期、8月の無観客公演と続きトラブルが絶えないなと頭を抱えそうにはなりますが、いつも一緒にいてくれる齋野くん、そして短期間のお付き合いなのに寄り添ってくれるかなみちゃんがいてくれるので、今回参加してくれた客演のお二人のためにも、そしてもちろん見に来て下さるお客様のためにも、そして自分のために、やっていきます。
改めまして、何卒よろしくお願い申し上げます。
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