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ボブルヘッドがやってきた

やっと野球を観に行くことができた。
ドジャース、大谷翔平選手のボブルヘッドがもらえるからとこの日のチケットを取った時には、まさかこんな大騒ぎになるとは思っていなかった。

朝からニュースでもラジオでも新聞でも、大谷ボブルヘッドデーの今日は、早く行かないとボブルヘッドがもらえなくなるかも なんて言っている。5万6千の観客数に対して、ボブルヘッドをもらえるのは先着4千名。前回の大谷ボブルヘッドの時には午前中から行列が出来たそうだ。

7時10分試合開始で、駐車場に入れるのは4時から。スタジアム開場は5時。
4時過ぎに球場に着くと、すでにスタジアムの外には長蛇の列が出来ていた。行列がいくつもあって、どの列に並べばいいのか、最後尾がどこかも分からない。とりあえず列を辿り、最後尾にたどり着いた列で待つこと約30分。たまたま並んだ列が良かったのか、思ったよりも早く入場し、ボブルヘッドも確保できた。

私は野球は大好きだし、大谷選手は稀代稀に見る素晴らしい選手で、日本の誇りでもあることは認めるが、そこまでファンというわけではない。それでもLAに住んでいるうちに一度は大谷選手が出る試合を観戦してみたかったし、せっかくボブルヘッドがもらえる試合に行く機会があるのなら、記念にもらっておきたかった。チケットは高かったし、暑い中行列に並ぶのも難儀だったし、とにかくすごい熱気と人で疲れたけれど、やっぱり行って良かったと思う。

試合前の、大谷選手と愛犬デコピンの始球式はとにかく可愛かった。あの異様な雰囲気の大観衆に見守られる中、ちゃんと大役を果たしたデコピンは立派だった。

前代未聞の始球式の大役を見事に果たしたデコピン

大谷選手の先頭打者ホームランにも興奮した。
ドジャースはその後すぐに逆転を許したが、大谷選手がまた次の打席でヒットで出て盗塁、そして同点のホームイン。バッターボックスに立っている時はもちろんだけれど、出塁して次の塁を狙う姿勢、大きなストライドで走り抜ける姿などを生で観戦して初めて、皆が魅了される理由がよく分かった気がする。大谷選手は素晴らしい記録の数々で野球史に名を残す選手であることは間違いないけれど、それ以上に、観るものをワクワクさせて、興奮させる魅力を持っている。

他のどの選手よりも、大谷選手への声援と歓声が大きかったし、日本人に限らず、大谷選手のユニフォームやTシャツを着ている人がいちばん多かったように思う。

やはり野球観戦は楽しい。
甲子園球場も恋しいけれど、これからしばらくはドジャースタジアムが私のホームグラウンドだ。

大谷選手がデコピンを抱えたボブルヘッドは、アメリカ生活のいい記念になる。大谷選手だけじゃなくて、デコピンの頭も動くのが可愛い。

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2024年8月28日


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